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【東京】

石彩岩絵の具 採石場の石から制作 画僧・秋元さんセミナー 浅草で7、8日

稲田石から作った「石彩岩絵の具」を手にする秋元了典さん。左手前は、稲田石に、この絵の具でネズミを描いた作品=台東区で

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 浅草のギャラリー丸美京屋(台東区雷門2)で7、8日、茨城県石岡市の画僧、秋元了典(りょうでん)さん(66)が、採石場の石から作る低コストの「石彩(せきさい)岩絵の具」を制作するセミナーを開く。日本画を描く際に使われる岩絵の具が比較的高価なことが、日本画を志す若手の創作を妨げていると秋元さんは指摘。「絵の具は自分で作れることを知ってほしい」と、自ら編み出した手法を伝えるつもりだ。 (井上幸一)

 浅草寺に勤務していた秋元さんは、中国・敦煌で洞窟を掘り、新たに仏教絵画を描くプロジェクトに20年以上関わってきた。昨年6月、自宅に近い茨城県笠間市の採石場の岩壁に、命をテーマにした絵などを描く「ロックアートプロジェクト」を開始。ここで絵の具として使ったのが、現場で採れる稲田石(いなだいし)の破片を原材料にした石彩岩絵の具で、地産地消となり、処理して捨てる必要がなくなることから、環境に優しい取り組みという。

 丸美京屋では、アートプロジェクトの進行状況を写真などで紹介。一方で、使っている石彩岩絵の具の作り方を伝える。薄い灰色の稲田石をすり鉢で砕き、染料で色を付けていく方法で、道具一式は会場に用意する。

 画家で僧侶の秋元さんによると、さまざまな鉱物を粉砕、精製する岩絵の具は、15グラムで数千円するものもあるという。「芸術大を卒業した若者が、絵の具が高すぎて1年に何枚かしか描けないこともある。この機会に、自分で開発した技術を全て公開したい。日本画を描く人が増えてもらえれば」と秋元さんは来場を呼びかけている。

 入場無料で、セミナーを受講する場合、材料費2500円が必要。7日は午前10時〜午後4時、8日は午前10時〜午後3時。セミナーの開始時間は随時。問い合わせはギャラリー丸美京屋=電03(3841)9711=へ。

 

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