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【東京】

あす東京で予定の「スリープアウト」 今年は断念、来年こそ

2017年にスコットランドで行われたイベントの様子(WBSO提供)

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 冬の夜に屋外で寝る体験を通じ、住まいのない人のつらさを考える「ワールズビッグスリープアウト(WBSO)」が七日、ニューヨークなど世界の約六十都市で同時開催される。日本でも認定NPO法人「世界の医療団」(港区)が初開催を予定したが、雨天の可能性が高く、取りやめとなった。世界の医療団の石川尚(なお)さんは「行政の協力を得られるよう準備を続け、来年こそ実現したい」と気持ちを切り替える。

 石川さんによると、この催しは二〇一七年に英国のスコットランドで始まり、この二年で急速に世界に広まった。今年はニューヨークはタイムズスクエア、ロンドンはトラファルガー広場など、街の中心を会場にする都市もある。

 世界の医療団は、築地本願寺(中央区)の境内で、炊き出しをしたり、声優で歌手の椎名へきるさんと立教大大学院特任准教授の稲葉剛さんのトークを楽しんだりした後、参加者持参の寝袋で夜を過ごす予定だった。七十人ほどの参加を見込んでいたが、雨天では健康面で不安があるため、中止を決めた。

 石川さんは残念がる一方、「取り組みを通じ、安心・安全な居場所を最優先する『ハウジングファースト』の考えを知ってもらいたい」と来年の開催を目指し、準備を始める。「海外では、公共の場所を会場にするなど、行政がWBSOに積極的に取り組んでいる。東京でも、都や自治体、企業などに賛同を得られるよう呼び掛けたい」

 問い合わせは世界の医療団=電03(3585)6436=へ。 (梅野光春)

 

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