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【東京】

来年9月7日・命日、再開へ 3月閉館の吉川英治記念館

吉川英治が暮らした母屋(右)=青梅市で

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 青梅市は六日、作家吉川英治(一八九二〜一九六二年)の自宅跡にあり、三月に閉館した「吉川英治記念館」(柚木町)を来年の九月七日(吉川の命日)に、再オープンする方針を決めた。記念館を管理する公益財団法人吉川英治国民文化振興会(文京区)から施設や所蔵品の寄付を受け、市営で再出発する。九日開会の十二月市議会に関連議案を提出する。

 吉川は「宮本武蔵」「三国志」などの代表作がある。現在の横浜市生まれで、一九四四年に港区から疎開して以来、戦中・戦後の九年五カ月を青梅市で過ごした。七七年に振興会が自宅跡に記念館を開設したが、来館者の減少などにより閉館し、振興会と市が寄付の協議を続けていた。

 約五千平方メートルの敷地に母屋と離れ、展示室、庭園などがあり、吉川の直筆原稿や蔵書などの資料約一万一千四百点を所蔵している。市はこれらをそのまま活用する方針で、かつてはイベント時に限って内部を公開していた母屋を常時公開する考えだ。

 周辺には、画家の川合玉堂(一八七三〜一九五七年)の作品を展示する玉堂美術館(御岳)などの施設もあり、浜中啓一市長は「他の施設と連携して観光客を増やしたい」と話した。 (服部展和)

 

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