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【東京】

池袋地下道、ぬくもり吹き込む 「ウイロード」イメージ一新

カラフルに生まれ変わったウイロード=豊島区で

写真

 豊島区が再生に乗り出していた池袋駅東西を結ぶ地下道「WE(ウイ)ロード」(長さ77メートル)が完成した。暗い、汚い、怖いといったイメージを拭い去ろうと、美術作家の植田志保さん(34)が地域住民らから思い出や歴史を聞き、壁面の凹凸を生かした直接描画に公開で取り組んだ。 (中村真暁)

 区によると、新しくなったウイロードの正面外観は、東口側が父親、西口側が母親をイメージし、地域の祭で使われている縄などをしっくいに押し当てて模様を付けた。照明は、朝が「いってらっしゃい」、夕方が「お帰りなさい」と語りかけているように、時間帯に合わせて調節される。漏水対策を施したほか、監視カメラの設置で安全対策にも取り組んだ。

 一日に開かれたとしま区民センターでの記念式典では約八カ月に及ぶ公開制作の記録映像を上映。高野之夫区長は「ウイロードは重要なルートで、その歴史や人々の思いを色にし、新たな命を吹き込んでくれた」と植田さんをねぎらった。植田さんは「日常生活で心を開き、ありのままの自分でいられるような場所になってほしい」と話した。

 ウイロードは一九二五(大正十四)年に建設されたとされる。八五年度の改修時にウイロードの愛称が付けられたが、二〇一七年の区の調査で一日の女性通行者は三割だった。

 

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