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【東京】

小金井市長選 西岡さん、3新人破り再選

再選が決まり、支援者らとお茶で祝杯を上げる西岡真一郎さん(右)=いずれも小金井市で

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 八日投開票された小金井市長選は、無所属現職の西岡真一郎さん(50)が無所属新人で前市議の河野律子さん(51)=自民、公明、東京維新の会推薦=、無所属新人で前市議の森戸洋子さん(63)=共産支持=、新人でNHKから国民を守る党党首の立花孝志さん(52)の三人を破り再選を果たした。 (花井勝規)

 西岡さんは当選確実の報を受け、大勢の支援者が集まった市内の会場で万歳し、お茶で祝杯を挙げた。「西岡市政の継続という審判をいただき感謝したい。(公約で掲げた)市の将来像の実現に向け、対話する行政を堅持しながらリーダーシップを発揮できるよう努力していきたい」と抱負を述べた。

 西岡さんは選挙戦で「動き始めた市政を止めるな」をスローガンに、複合施設になる新市庁舎建設や子育て環境の整備を訴えた。全有効投票数の約46%を得票し、二位の河野さんに八千票近くの差をつける圧勝。立憲民主系の市議や連合東京などの支援を受けつつも政党色を薄め、市内で厚みのあるリベラル、中間層を中心に保守層にも浸透し、現職の知名度も生かして優位に選挙戦を展開した。

 市議補選(被選挙数二)も同日投開票され、新しい議員が決まった。

 投票率は40・89%と前回の41・42%を下回った。 

◆都道計画反対に「民意」 西岡+森戸票で7割超

 「市民の望まない都市計画道路は作らせない」

 小金井市長選投票日のわずか二日前。西岡真一郎さんのポスターにこんなシールが追加で貼られた。小金井市長選で西岡さんが圧勝した背景に、都道計画への反対票の存在を指摘する声は多い。

 都道計画は、市南部の東西を走る小金井3・4・1号線と南北を走る同3・4・11号線の二路線。予定地は豊かな湧き水や緑の多い「はけ」と呼ばれる国分寺崖線(がいせん)や自然環境に恵まれた野川周辺にかかるため、反対運動は根強い。署名活動への協力者数などから類推すると、反対派は八千〜一万人規模という大勢力だ。

 告示前まで3・4・11号線について「市民の理解が十分と言えず、現時点では賛同しかねる」と微妙な言い回しで慎重姿勢を示してきた西岡さん。正面から計画中止を主張する森戸洋子さんの出馬で、反対派が「分断」されかねない事態が起きた。反対派の各市民グループは連日のように対応を協議。「西岡さんと森戸さんに票が割れ、道路推進派の河野陣営に漁夫の利を与えてしまうのは最悪のシナリオだ」と恐れた。

 ポスターへの追加シールは、西岡さんの選対本部が情勢を分析して急きょ対応。市議の一人は「西岡さんと森戸さんの得票数を合わせると七割を超えた。都道計画に反対という民意が示された」と分析する。

 西岡さんは当選後、記者団に「市長の私が了承できない状況で(都道計画を)事業化することはあってはならない。都は重く受け止めてほしい」と強調した。 (花井勝規)

美しい自然が残る武蔵野公園を南北に縦断する「小金井3・4・11号線」予定地の近く

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◆小金井市長選 確定得票

当 18,579 西岡真一郎 無 現<2>

  10,759 河野律子 無 新 

  10,399 森戸洋子 無 新 

   678 立花孝志 N 新 

◆小金井市議補選確定得票(被選挙数2−候補4)

当15,239 清水学 自新

当13,364 水谷多加子 無新

  7,734 長谷川博道 共元

  2,529 上村喜代子 無新

 

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