東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

「地域で当たり前に生きたい」 重度障害者の三井さん半生を舞台化

車いすに乗って練習をする三井絹子さん(中)ら=11月、国立市で

写真

 障害がある人の「地域で当たり前に生きたい」という願いをかなえるため、自立支援に長年取り組んできた重度障害者の三井絹子さん(74)の体験を基にした演劇が十一日、国立市のくにたち市民芸術小ホールで上演される。三井さん自身が主演し、ともに支援活動を担ってきた、れいわ新選組の木村英子参院議員も出演予定だ。

 演目は、国立市在住で、障害者の自立支援団体「ライフステーションワンステップかたつむり」共同代表を務める三井さんの半生を描いた「絹子ものがたり」。現在、一日二十四時間の重度訪問介護、身体介護などを介護者二人態勢で受ける三井さん。意思を伝える時は文字盤を指し、介護者が読み上げる。車いすに乗り、支援が必要な人のもとを飛び回るなど、四十四年間活動を続けてきた。

 体が不自由になったのは、生後間もない時の高熱が原因。二十歳で入った障害者施設ではトイレを制限されたり男性職員にいたずらされたりするなど人間らしい扱いをされず、権利を求めて都庁前で一年九カ月の座り込み闘争もした。自分の意思で施設を飛び出したが「当時の日本では自宅や住みたい場所で障害者が暮らすことが想定されておらず、生きられる保証はなかった」と振り返る。

 その後、行政と交渉して街のバリアフリー化や障害者の介護保障の実現に注力。結婚して長女を出産、育児にも奮闘した。

 脚本・演出の担当者は「絹子さんの闘いと、障害者が地域で生きられる道を作ってきたことを知ってほしい」と話している。

 午後五時半開場、同六時開演。入場無料。定員二百七十人。当日先着順。問い合わせは、国立市市長室平和・人権・ダイバーシティ推進係=電042(576)2111(内線229)=へ。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報