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【東京】

<傍聴記 岡本太記者>眠れぬ双子育児

 「双子が交互に起きて寝られない。トイレの時間もままならない。そんな切実な声を聞いた」。十日の代表質問で小池百合子知事の発言を聞き、あの眠れぬ日々を思い出した。

 六年前に生まれた最初の子が双子だったからだ。わが家の男の子二人は同時に起き、泣き叫ぶタイプだった。

 疲れて眠るまで夫婦で子どもを抱っこし、公園を歩いた。妻は子どもが一歳になるまで二時間以上続けて寝られることはなかった。

 「子育て支援策が多胎児世帯に届くようにしないといけない」。小池知事はこうも述べた。あの頃、私たち夫婦に、区役所や支援センターに相談に出向く余裕はなかった。役立つ支援があったかもしれないが、つながることはなかった。担当の支援員が月に一度、家庭訪問してくれるだけでも状況は違ったかも、と思う。

 眠れず、子育てに悩みながら、誰にも相談できない。そんな多胎児世帯は今も少なくないはずだ。都には区市町村とともに、より有効な支援策を実現してほしい。

 

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