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【東京】

名刺の護縁、奉納箱に 捨てにくさに配慮 神田明神で「祭」

名刺を納めた護縁箱のおはらいをする神職=いずれも神田明神で

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 取引先などからもらった名刺を奉納する「名刺納め祭」が10日、神田明神(千代田区外神田2)で始まった。11日も午前9時から午後4時まで、名刺を投入する「護縁箱(ごえんばこ)」を設け、無料で奉納を受け付ける。 (梅野光春)

 名前や連絡先をパソコンやスマートフォンに取り込んだ後、不要になった名刺でも、ごみとして捨てにくい心情に配慮した催し。名刺管理サービスを提供する「Sansan」(渋谷区)が都内で2015年に始め、神田明神では17年から開いている。

 10日の神事では、参詣者約40人が名刺を奉納し、おはらいを受けた。権禰宜(ごんねぎ)の岸川雅範さんは「名刺納め祭は年中行事としては新しいが、神社では現代的な願いもかなえる。縁結びや商売繁盛、厄よけという、神田明神のご神徳に合うお祭りだ」とあいさつした。

 川崎市幸区の企業に勤める森憲朗(のりあき)さん(50)は「名刺はデータ化して持ち歩く。出先でスマホで確認できて便利。それでも紙の名刺には相手の魂がこもったように感じられ、シュレッダーに掛けるのは抵抗がある」と参加した意義を語った。

 SansanのPRマネジャー小池亮介さん(30)は「名刺を整理しながら1年を振り返ってもらい、晴れやかな気持ちで2020年を迎えてほしい」と話す。奉納された名刺は、個人情報の流出を防ぐため、祭りの終了後に溶解処理するという。

「護縁箱」に名刺を入れる女性

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