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【東京】

忠臣蔵を明快に面白く 活弁×即興演劇 文京で14日に上演

麻生子八咫さん(左)の演出で、即興演劇のけいこをする和泉元彌さん(右)とよしだもみじさん。後方は台本を読む麻生八咫さん=文京区で

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 赤穂浪士の吉良邸討ち入りの日の十四日、活弁と演劇を交えた連鎖劇「忠臣蔵ってしってる?」が文京区の文化シヤッターBXホール(西片一)で上演される。狂言師の和泉元彌さん(45)がスペシャルゲスト。「今までも、これからも、絶対に見せない姿を見せる」と、本番まで役が分からない、アドリブたっぷりの即興演劇に挑む。 (井上幸一)

 連鎖劇は、活弁による映画と、芝居を交互に上映、上演する興行で大正期に流行した。「忠臣蔵の物語を分かりやすく伝えたい」と、活弁士の麻生子八咫(こやた)さん(34)が脚本・演出を担い、その手法を復活させた。今回は、映画「実録忠臣蔵」(マキノ省三監督)の合間に、忠臣蔵をシンデレラ、走れメロス、ロミオとジュリエットに置き換えた即興演劇を挟む。

 劇には元彌さんのほか、マルチタレント・よしだもみじさん(59)、子八咫さんの父で活弁士の麻生八咫さん(67)の三人が出演する。映画の活弁は八咫さん、子八咫さん。

 即興演劇では、シンデレラ、王子などの役をくじで決める。その場で観客に引いてもらう。「出演者にもハラハラしてほしい。活弁のように、一回こっきりの生の舞台を、客席と一緒に創っていきたい」。子八咫さんのこんな思いがある。狂言で代々伝えられてきた「型」を大切にしてきた元彌さんは「ハードルは高いが、大人が真剣に遊ぶと、こんなに面白いというところを見せられれば」と、不確実さを楽しみつつ、けいこに臨んでいる。

 舞台の進行役で、歌も披露するよしださんは「子どもが見ても分かる内容になっている。いずれ、学校でもできればと思っている」と、幅広い層の来場を呼びかけた。午後二時、午後六時の二回公演。五千円。問い合わせ、申し込みは、麻生活弁=電048(922)5078=へ。

◆ゆかりの自治体、両国で企画展

パネル展示のほか、忠臣蔵ゆかりの自治体の特産品が販売されている会場=墨田区で

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 JR両国駅(墨田区)の商業施設「−両国−江戸NOREN」1階で15日まで、企画展「忠臣蔵ゆかりの自治体展」が開かれている。今年で8回目で、墨田区観光協会の主催。

 兵庫県赤穂市や、赤穂浪士が討ち入った吉良上野介(こうずけのすけ)邸があった墨田区、浅野内匠頭(たくみのかみ)の曽祖父、祖父が笠間藩主だった茨城県笠間市など、忠臣蔵と縁が深い6区市が参加。それぞれの忠臣蔵との関わりをパネルで紹介している。忠臣蔵を題材にした歌舞伎や講談のフィクションと史実とを比較したり、「なぜ吉良は『悪役』にされたのか?」を分析したりする展示もある。

 会場では、焼き塩、自然薯(じねんじょ)そば、黒きな粉、桃カレーなど各地の特産品の販売も。大石内蔵助(くらのすけ)、吉良上野介の顔はめ看板もあり、記念撮影ができる。

 午前11時〜午後6時(最終日は同5時)。問い合わせは、区観光協会=電03(5608)6951=へ。

 墨田区内では、14、15日、本所松坂町公園(吉良上野介邸跡)周辺で「吉良祭・元禄市」が開催される。また、14日午前10時から、同公園で義士祭が行われる予定。 (井上幸一)

 

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