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【東京】

日大芸術学部生 企画の映画祭 「スポーツの光と影」17本 あすから渋谷で上映

映画祭に向けて打ち合わせをする学生たち=練馬区の日本大学芸術学部で

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 日本大学芸術学部(練馬区)の映画学科の三年生が企画した映画祭が十三日から、渋谷区円山町の映画館「ユーロスペース」で始まる。十九日までの会期中、「スポーツの光と影」をテーマに十七本を上映する。同大アメリカンフットボール部で起きた悪質反則問題などを受け、学生たちが抱いたスポーツへの違和感や問題意識が出発点になっている。 (松尾博史)

 映画祭は例年、古賀太教授のゼミで学ぶ学生が企画や作品の選定、運営を行っており、宗教や朝鮮半島など社会性のあるテーマを選んできた。

 今年の運営に関わるのは十六人。学内で悪質反則問題が起きたことに加え、東京五輪が迫っているため、テーマにスポーツを選んだ。スポーツ選手を扱う作品の上映やトークショーを通じて、スポーツの現状や問題点、本来の魅力を観客に考えてもらう。

 運営メンバーの佐々木尭(たかし)さん(21)は小中高校生のときに柔道に取り組んでいた。「『長時間練習すれば強くなる』という考え方があるが、自分にはその意味が分からなかった。指導者には物事を言いにくく、萎縮してしまう」と自身の経験を振り返る。

 大浜衣(きぬ)さん(21)は「東日本大震災からの復興や社会保障など、他にお金を使うことがあるのでは」と五輪開催に疑問を持つ。五輪のムードが高まるにつれて、反対の声を上げにくくなることも気掛かりという。

 上映作品は、製作時期や種目のバランスを考慮して決めた。「疑惑のチャンピオン」(二〇一六年)は自転車ロードレース選手の薬物問題を扱っている。「ひゃくはち」(〇八年)は、甲子園常連校でベンチ入りを争う選手たちの物語。「オリ・マキの人生で最も幸せな日」(一六年)はプロボクサーの恋を描く。

 有料。上映スケジュールは、映画祭のホームページに掲載している。

 問い合わせは、ユーロスペース=電03(3461)0211=へ。

 

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