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【東京】

<東京2020>大にぎわい五輪博物館 警備に苦慮 本番は閉館も

日本オリンピックミュージアムが入るビルの前で記念撮影する人たち=新宿区で

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 東京五輪のメインスタジアムとなる国立競技場に隣接して昨年九月にオープンした五輪博物館「日本オリンピックミュージアム」(新宿区)は、来場者が昨年十二月中旬時点で十五万人に達するなど盛況が続いている。ただ、最も注目が集まる五輪期間中は警備などの都合で閉館を検討しており、関係者は対応に苦慮している。

 日本オリンピック委員会(JOC)や多くの競技団体が事務局を置く新宿区のビルの一、二階に開設され、メダルや聖火リレーのトーチといった貴重な品を多数展示。映像で歴代大会の開会式を体感できる施設や、選手の身体能力の高さを紹介するコーナーなど、多彩な構成となっている。

 JOCによると、家族連れや修学旅行の団体など客層は幅広い。特に六十五歳以上の世代が目立ち「一九六四年の東京五輪を知る方々が多く来館しているのでは」とみる。館外に設置された五輪マークのモニュメントは人気の写真撮影スポットとして人出が絶えない。

 最近は週末を中心に一日五千人以上が訪れ、入場制限する時間も出てきた。「もう本当に限界。三、四千人が一気に来ると危ない」と関係者は頭を悩ませる。

 五輪期間中は博物館を日本文化のPR拠点となる「ジャパンハウス」として活用する計画がある。関係者によると、国内外の要人の来場も想定されるため、警備上の理由で一般営業は行わない方向で調整している。

 一方で、訪日外国客をはじめ、来場者の激増が見込まれる絶好機を逃したくない思いもあり、運営を担当するJOCの松丸喜一郎副会長は「ジレンマがある。セキュリティーの専門的な知見も聞き、最終的な判断をしたい」と慎重に語った。

 

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