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【東京】

八王子市長選、府中市長選 2市長選が告示

 任期満了に伴う八王子、府中の両市長選は十九日告示され、それぞれ二十六日の投開票に向けて舌戦が始まった。

 八王子市長選には、無所属新人で弁護士の白神優理子さん(36)=共産推薦、無所属現職で三選を目指す石森孝志さん(62)=自民、国民民主、公明推薦、無所属新人で元市議長の高木順一さん(65)、諸派新人でソフトウェア開発業の小柳次郎さん(54)が立候補を届け出た。白神さんは立憲民主の都連からも推薦を受けている。十八日現在の選挙人名簿登録者数は四十七万一千九百八人。

 府中市長選には、無所属現職で三選を目指す高野律雄さん(58)=自民、公明、社民、都民ファースト推薦=と、無所属新人で元市議の目黒重夫さん(71)が立候補を届け出た。十八日現在の選挙人名簿登録者数は二十一万五千五百四十二人。

     ◇

 両市長選に出馬した候補者たちの初日の訴えは次の通り。 =いずれも届け出順

【八王子市長選】現新4人が第一声

◆白神優理子(しらが・ゆりこ)さん(36)無新 共

<経歴>弁護士▽中大法科大院

<公約>国保税の引き下げ、高齢者医療の窓口負担軽減、特養増設、待機児の解消、ニュータウン地域への行政サービスの充実、給付型奨学金制度新設など

◇役立つ公共工事へ転換

 市は国民健康保険税を値上げしようとしているが、市の財政の1%未満の三億一千万円の予算で十八歳まで免除することができる。川口町の物流拠点では四十三億円も投入され、豊かな自然のある里山が崩されようとしている。保育給食の無償化もなされず、特別養護老人ホームも増えない。認可保育所や市営の福祉文化施設の整備など、役に立つ公共工事に転換して中小企業の仕事を増やし、経済を発展させる。市民による市民のための政治に力を尽くす。八王子を変えることで、国の政治も変えたい。 (旭町で)

◆石森孝志(いしもり・たかゆき)さん(62)無現<2> 自国公

<経歴>市長・会社役員(元)都議・市議・東京経済連職員▽明星大

<公約>産業交流拠点、医療刑務所跡地活用等による中心市街地活性化。健康寿命延伸都市の実現。子育てしやすいまちNo.1を目指し総合的施策の充実

◇次の4年 大事な時期に

 二期八年、攻めのまちづくりで施策を進めてきた。中心市街地の活性化を求める声も多かったが、ペデストリアンデッキの延伸は三月に完成し、多くのイベントが行われるユーロードは新たに舗装される。明神町にはコンベンションホールができ、産業の起爆剤になって人を呼び込み、八王子の発展につながる。中核市に移行し、福祉を中心に千二百六十一の事務権限が移り、新たな事業展開ができるようになった。これからの四年は八王子にとって大事な時期となる。市民、八王子のために仕事を進めたい。 (横山町で)

◆高木順一(たかぎ・じゅんいち)さん(65)無新

<経歴>社会福祉法人会長(元)市議長▽日大

<公約>中核市からの脱却、国家戦略特区を活用したまちづくりの実施

◇強いリーダーが必要だ

 このままでは人口が減り、未来の八王子の担い手がいなくなってしまう。これを、まず市民税の10%減税で止める。中核市になり、都の医療、福祉、介護制度から独立したために、大きな損失を出してしまった。中核市から脱却し、国家戦略特区制度を活用することで、まちを活性化する。環境、交通特区などを組み合わせて進めていくことで八王子の魅力を高め、人口を三万人増やす。今の市政は、具体策がないから遅れている。市民は豊かになっていない。八王子には強いリーダーが必要だ。 (宇津木町で)

◆小柳次郎(こやなぎ・じろう)さん(54)諸新

<経歴>ソフトウエア開発業(元)会社員▽東大

<公約>精神障害者のバリアフリー促進。市内の大学院授業料の実質無償化。「しょぼい起業」で市街地活性化。性的少数者に配慮した行政施策の実現

◇人が生きやすいまちに

 市長選が低い投票率のままでは民主主義が機能しない。告示直前に「しょぼい政党」から立候補の要請を受け、急きょ受諾した。八王子を活気のあるまちにしたいと多くの人が思っているのに、昔からのお店がどんどん店じまいし、シャッター街が中心市街地にできている。精神障害者のバリアフリー、市内の大学に通う大学院生の授業料の実質免除、若者に起業を勧めてのまちなかの活性化、同性間のパートナーシップ条例制定などを公約に掲げた。すべての人が生きやすいまちを求めていきたい。 (三崎町で)

【府中市長選】現新一騎打ち

◆高野律雄(たかの・のりお)さん(58)無現<2> 自公社都

<経歴>市長(元)幼稚園園長・市議長・むさし府中JC理事長▽立大

<公約>(1)誰もが安心して暮らす支えあいのまち(2)安全で快適に暮らすまち(3)活力といきがいを感じるまち(4)笑顔と希望がひろがる協働のまち

◇リーダーシップ任せて

 二期八年、全力疾走してきた。市民が共に支え合うまちづくりを進める道ができつつある。学校や鉄道の拠点が更新時期を迎え、安全な施設をつくっていかなければならない。市議会や都議会、国会と連携してやっていく。それができるのは私しかいないと確信する。昨年十月、多摩川の越水の危険が高まり、避難勧告を出した。次の対策を講じることが課題だが、大事なのは市長としてのリーダーシップ。私に任せてほしい。皆さんの声を糧に、新しい時代の幕開けを託してもらえるよう頑張りたい。 (宮町で)

◆目黒重夫(めぐろ・しげお)さん(71)無新

<経歴>共産党地区副委員長・自治研究NPO法人理事(元)市議・会社員▽小高工

<公約>206億円の市庁舎建設費削減、質を保ち待機児ゼロ、学校給食費の軽減、洪水からいのちとくらしを守る河川対策と要配慮者対策

◇28年の市議経験生かす

 昨年まで二十八年の市議の経験を存分に生かして、誰もが大切にされる市政に変えていきたい。今ほど市民にばかり負担を求める市政はない。公民館や学校など施設利用の有料化、値上げ、市民サービスの切り捨てと、市民に厳しい。教育費の削減は許せない。教育費を増額する。保護者の負担を軽くするため、学校給食費の軽減に取り組みたい。豊かな財政力が、市民の暮らしに生かされていないのが一番の問題だ。長年続いた自民党市政にゆがみが生じている。一緒に新しい市政をつくっていこう。 (府中町で)

 

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