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【東京】

帰宅困難者 ライブ映像 丸の内エリアにデジタルモニター100台

地震発生時の情報提供について説明する三菱地所の沢部光太郎さん=いずれも千代田区で

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 首都直下地震に備え、丸の内エリアの帰宅困難者対策を進めようと、三菱地所(千代田区)などは22日、東京駅前の丸ビルや新丸ビルなど15棟に設置された大小計約100台のデジタルモニターで、帰宅困難者受け入れ施設の空き状況や災害情報を表示する実験を行った。交通機関がまひすれば、丸の内エリアで4万人が行き場を失うといい、同社は「実験を踏まえ、実用化に向け前進したい」としている。 (梅野光春)

 千代田区はこの十五棟と帰宅困難者の受け入れ協定を結んでいる。この日は、丸ビルを拠点に午前十時から約一時間半、震度などを報じる模擬のテレビ映像のほか、周辺の道路や地下街のライブ映像を表示した。ライブ映像はスマートフォンによる撮影で、地震が発生した想定で、同社社員らがビルや地下街の各所にスマホを置いた。

 そのほか、区災害対策本部からのメッセージなども表示した。区の防災担当者が、帰宅困難者の受け入れ準備が整ったビルからの連絡を受けて、「大手町パークビルで受け入れを始めた」などと送信した。

 モニターの隅には、QRコードの表示も。スマホで読み取ると、受け入れ施設の位置に「満員」「混雑」などのマークを描いた地図がスマホ画面に現れるようになっている。

 同社で実験を担当した沢部光太郎さんは「映像で現状把握し、受け入れ施設の混雑状況を示すことで、発災時の混乱を抑えられる。こうしたシステムの実現時期は未定だが、要員の確保など具体的な仕組みを詰めていきたい」と話す。

 区の担当者は「災害時は現場の情報収集が難しい。それがカメラを通じて分かるなど、実現すれば有益なシステムだ」と期待した。

丸ビル1階の大型モニターに映し出された実証実験用の映像

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