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【東京】

名誉市民・荒谷さん、しのぶ 町田で26日コンサート

指揮する荒谷俊治さん(町田市提供)

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 日本指揮者協会顧問で、今月1日に89歳で死去した町田市名誉市民の荒谷俊治さんを追悼する「まちだ・みんなのコンサート」が26日、市民ホールで開かれる。もともとは荒谷さんが名誉市民になったのを記念した企画で、本人に出演してもらう計画もあった。功績をしのび、思いを引き継ぐ決意を新たにする場にする。(松村裕子)

 荒谷さんは国内外の楽団を指揮する傍ら、一九七二年から住んだ町田市で、地元の町田フィルハーモニー交響楽団の音楽監督と指揮者、市合唱連盟の顧問を務め、音楽団体の育成に尽力。「音楽は愛」が信条で、世界的指揮者カラヤンをもじり「アラヤン」と呼ばれて親しまれ、二〇一八年に名誉市民になった。

 「みんなのコンサート」は一七年に初開催。町田フィルと合唱連盟が実行委員会をつくり、オーケストラや合唱団、中学の合唱部など出演者全員が町田市民の「オール町田」を掲げ、荒谷さんも指揮を担当した。今回が二回目で、荒谷さんは昨秋に足を骨折したため体調次第だったが、一部で指揮棒を振る演出を検討していた。

 実行委員で合唱連盟常任理事の斎藤和子さん(77)によると、荒谷さんは骨折するまで合唱団を指導し、コンサートでも指揮。「亡くなるとは思っていなかった。残念です。感謝を込めて歌いたい」と話す。実行委員長で合唱連盟副理事長の佐川雅夫さん(69)は「アマチュアを育てようという気概にあふれていた。音楽では妥協を許さなかったが、飾らず気さくな人だった」と惜しみ「『荒谷記念』の冠を付けてコンサートを続け、いい音楽をつくろうとした思いを引き継ぎ、広めたい」と語る。

 コンサートには中学生から八十代まで約百五十人が出演。荒谷さんが使った楽譜で楽劇「タンホイザー」の入場行進曲を合唱したり、追悼のため追加した「G線上のアリア」をオーケストラで演奏する。開演は午後一時半で、入場料は二千円。チケットは市民ホールなどで販売。問い合わせは斎藤さん=電090(6128)7181=へ。

荒谷さんを追悼する合唱曲の練習をする出演者=町田市で

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