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【東京】

葛西の児童、海苔すき体験 元漁師のボランティア団体が手ほどき

海苔すきを体験する子どもたち=江戸川区で(区提供)

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 江戸川区立南葛西第二小学校(南葛西7)で24日、かつての葛西の名産品「葛西海苔(のり)」を手作りして地域の歴史を学び、古里に愛着を感じてもらおうと、子どもたちが「海苔すき体験」をした。

 元漁師らの地域ボランティア団体「葛西さざなみ会」の10人の手ほどきで、3年生約100人が挑戦。包丁で細かく刻んだ海苔をバケツに入れ、水でふやかしたものを升ですくって、簾(すだれ)の上に置かれた木枠に一気に注ぎ込んだ。軽く木枠をたたき、水気を落としながら厚みを整え、簾ごと天日干しして完成。海苔が木枠からこぼれたり、厚みにムラができて苦戦したりする児童もいたが、校庭は笑い声に包まれていた。

 体験後は「葛西で海苔づくりはいつ頃やっていましたか」「夏はできないのですか」など、子どもたちが質問。会の代表の篠原昌芳さん(77)が丁寧に答えていた。体験した渡辺湊太(そうた)君(9つ)は「失敗しないか心配だったけど、うまくできて楽しかった。おにぎりを握って家族に食べさせたい」と話していた。

 区によると、葛西浦は全国有数の干潟が広がる漁場として、海苔や貝類の養殖が盛んだった。半農半漁の村だった葛西では、昭和30年代半ばまで、田園の中で海苔を干す住民の姿があった。港湾施設の拡張整備による埋め立て、都市化の進展による水質悪化などで内湾漁業は減産。葛西漁港は廃港となった。 (井上幸一)

 

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