東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

<文京区と金沢市 ゆかりでつなぐ>村田省蔵遺作展 初期から晩年の洋画

村田省蔵さん(文京区提供)

写真

 文京区ゆかりの洋画家で、一昨年七月に八十九歳で死去した村田省蔵さんをしのぶ企画展「没後一年 洋画家 村田省蔵がみつめた情景−金沢市友好交流都市協定締結記念によせて−」が十五日から、文京シビックセンター一階のギャラリーシビック(春日一)で開かれる。村田さんの郷里、金沢市が所蔵する作品五点を区内で初公開。二十三日まで。

 村田さんは、生糸問屋の五男として一九二九年に金沢市で生まれた。金沢美術工芸専門学校(現在の金沢美術工芸大学)の一期生として洋画を専攻。五一年、二十二歳で師の洋画家・小絲源太郎を頼り上京、文京区駒込神明町(現在の本駒込)に数年住んだ。

 保谷市(現在の西東京市)、神奈川県鎌倉市にアトリエを構え、日展で総理大臣賞を受賞、日本芸術院会員となるなど画壇で活躍。「秋の文化祭絵画展」の主席審査員を務めるなど、文京区の文化芸術の振興に尽力した。

 区が主催する今回の企画展では、初期から円熟を迎えた晩年の作品まで二十点以上を展示。金沢市所蔵の作品は、「浅の川」「雪明け」「爽(そう)」「古都晩夏」「雪余」で、昨年八月に文京区と金沢市が友好交流都市協定を締結した記念事業として公開される。

 区アカデミー推進課では「遺族の協力を得た遺作展で、個人蔵の未公開作品もある。区内に住んでいた時代の作品も展示する。村田作品の魅力に触れられる貴重な機会」として来場を呼び掛けている。

 観覧無料。午前十時〜午後六時(最終日は正午)。 (井上幸一)

村田省蔵さんの作品「爽」(c)石川県立美術館

写真
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報