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【東京】

江戸から脈々、下町の芸能文化 浅草「たいとう芸楽祭」閉幕イベント

芸楽祭のフィナーレで、客席に手拭いをまく「爆笑問題」の2人=いずれも台東区で

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 昨年夏から約半年間にわたって開催されてきた「第2回江戸まちたいとう芸楽祭」(実行委員会事務局・台東区文化振興課)のクロージングイベントが15日、浅草公会堂(浅草1)で開かれた。新宿で真打ち披露興行中の講談師、神田松之丞改め6代目神田伯山さんらが出演。江戸期から下町に根付いた芸能文化を伝える一連の催しを締めくくった。 (井上幸一)

講談を披露する神田伯山さん

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 伯山さんはマクラで、2015年に55歳の若さで亡くなった浪曲師、国本武春さんの浅草でのエピソードを披露。木馬亭の最前列に陣取ったインド人の集団が、武春さんの芸に圧倒され、スタンディングオベーションで称賛した話を面白おかしく語った。

 演目は、那須与一が70メートル先の扇に矢を命中させる源平盛衰記の場面を描いた「扇の的」。途中、「披露目があるのに、こんな会でたくねえや」と、毒舌なくすぐりも入れて会場を沸かせた。

幻想的なマジックで客席を沸かせた藤山大樹さん

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 この日は、「浅草花やしき花振袖(ふりそで)」による華やかな舞踊で幕開け。藤山大樹さんが日本の伝統マジック「手妻」で不思議の世界に導き、和楽器ユニット「AUNJ(アウンジェイ)クラシック・オーケストラ」が一つの三味線を2人で演奏する技や、隅田川を歌った「花」(滝廉太郎作曲)の演奏などで盛り上げた。

 トリは「爆笑問題」の漫才。安倍首相の国会答弁、芸能人の不倫などの話題を取り上げ、老舗遊園地の浅草花やしきもネタに。最後に、出演者みなで手拭いをまいて幕を下ろした。

 芸楽祭は「夏の陣」(8〜10月)「冬の陣」(1、2月)の2期に分け、演劇や演芸などのプログラムを展開。若手芸人のお笑い日本一を決める「ビートたけし杯」の本選は1月27日にあり、芸楽祭名誉顧問のたけしさんも登場。客席の反応がなかったとして、優勝者はなしとなった。

一つの三味線を2人で弾くAUNJクラシック・オーケストラのメンバー

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