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【東京】

狛江市、台風19号 被災者へ聞き取り追加 浸水被害 調査公表7月以降に

浸水したマンション住民間でやりとりされた昨年10月12日午後6時54分のLINEの投稿。多摩川由来とみられる稚アユが撮影され「午後7時30分時点では逆流はなかった」とする狛江市の主張と矛盾する(住民提供)

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 昨年十月の台風19号で多摩川沿いの狛江、調布両市の五百軒以上が浸水した被害に関し、狛江市は十七日、三月末としてきた原因究明の調査結果の公表時期が七月以降にずれ込むという見通しを明らかにした。業者への調査委託業務の内容を追加したことが理由。 (花井勝規)

 浸水被害は、狛江市が管理する二つの排水路の水門「六郷排水樋管(ひかん)」(元和泉)「猪方排水樋管」(駒井町)周辺で発生した。増水した多摩川の水位がピークに差しかかっていた時間帯に、市が水門を開けたままにしたため、多摩川からの逆流が発生し、被害を広げた可能性がある。

 市は、逆流が浸水被害の一因と認めながらも、激しい降雨により市内の雨水が行き場を失って生じた「内水氾濫」を第一原因に挙げている。「逆流は市の責任」と批判する被災住民との間で対立している。

 業者には、多摩川由来の水が流れ込んだ量の調査や、水門の開閉によって浸水規模がどう変わるかシミュレーションを委託していたが、新たに被災住民への聞き取りを追加した。業務委託費は約千八百万円から約二千五百万円に増える。

 松原俊雄市長は十七日の記者会見で、「状況によって(水門の運用は)違う。(当時は)閉めると内水氾濫が起きる状況で、(職員が退避した時間帯には)多摩川からの水の逆流はなかった」と説明した。

 市は原因調査費に加え、二つの水門に監視カメラと水位計の設置や可搬ポンプ導入も計画している。

 

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