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【東京】

俳優とは…ミュージカルで問う 蔵前の劇団 新人公演

先輩たちと、新人公演の稽古に臨む彦一役の浅賀めぐみさん(前方左から2人目)ら=台東区で

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 台東区蔵前に拠点を置くミュージカル劇団「イッツフォーリーズ」の新人公演「Folktale HIKOICHI(フォークテイル・ヒコイチ)〜俳優たちのための物語〜」が二十二、二十三日、区内の浅草九劇(浅草二)で開かれる。熊本県の民話「彦一とんち話」をベースにしたミュージカルで、「俳優とは…」と問い掛ける一面も。昨年四月に入団した二十代前半の新人女優三人が、役者としての自分を見詰めながら、先輩たちの胸を借りて主要キャストに挑む。 (井上幸一)

 作品は、作曲家で、劇団の創設者のいずみたくさんが存命中の一九八八年に初演された「THE HIKOICHI」を大胆にアレンジ。とんちの効いた少年、彦一の前にカッパの集団、子天狗(てんぐ)が現れ、歌や踊り、笑いありのステージを展開する。

 脚本・演出を担う坂口阿紀さんは今回、ほらを吹く彦一と、ウソの世界を演じながら、舞台で今、その瞬間を生きている役者の姿を重ね合わせた。「俳優は、役を探り、自分を探っていく」と坂口さん。いずみたくさんの数々の楽曲に、新たに「ホラ吹き上等!」と声をそろえる曲などを加えた。

 劇団のけいこ場で、新人三人は元気いっぱいだ。彦一役の浅賀めぐみさん(23)は「役者の本音が出る舞台。四回の公演全てで、違う何かが生まれるかも」と笑顔。子天狗役の明石遥さん(21)は「素直に、純粋に、子どもらしく演じられれば」、カッパの女王役のかなだはんなさん(21)は「悪役のようだが、優しい感情も表現していきたい」と、役に向き合う。

 劇団にとって、浅草九劇は初めて。坂口さんは「劇場はスタイリッシュなイメージ。お客さまには、主観で見ていただき、いかようにも感じてもらえれば」と、来場を呼び掛ける。

 当日三千八百円。開演は二十二日が午後二時、同五時、二十三日が午後一時、同四時。劇場は、浅草寺北西のひさご通り沿い。詳細は、劇団ホームページ(「イッツフォーリーズ」で検索)で。問い合わせ、チケット申し込みはオールスタッフ=電03(5823)1055=へ(平日午前十一時〜午後七時)。

 

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