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【東京】

新型コロナ、卒業式 縮小の動き 都内小中学校、対応に苦慮

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、都内各自治体の教育委員会などは小中学校の卒業式について、保護者や来賓に参加自粛を求めたり、マスク着用を呼び掛けることを決めたり、対応に追われている。例年通り実施するか検討中の自治体もある。

 杉並区は、参加人数や内容を縮小し、時間を短縮することに。二十七日に各校長に通知した。基本的に地域住民や区議など来賓は招かず「保護者の参加は原則一人」。卒業証書の授与は児童生徒一人ずつ行うが、卒業生や在校生による合唱は見合わせる。祝電は読み上げず、掲示する。

 福生市も、出席者を保護者や関係する在校生に限定し、マスクを用意することを決めた。来賓は招かず、あいさつは校長のみにする。板橋区も式辞の読み上げは基本的に校長のみにし、PTA会長や来賓者の分をなくすよう検討を進めている。台東区や新宿区なども来賓の出席を取りやめる方針。同区では会場を換気し、マスク着用といったせきエチケットを出席者に呼び掛ける。

 中央区の担当者は「可能な限り、保護者や在校生を同席させたい。だが詳細は検討を続けている」とし、豊島区の担当者は「節目となる大切な機会だが、子どもたちの安全が大切。規模を縮小するかどうかは検討中」としている。

 世田谷、目黒、荒川などの区も対応を検討中。江東区の担当者は「感染の広がり方を見極め、来週中に判断したい」と話す。

 千代田区教委によると、中高一貫の区立九段中等教育学校は、卒業式の出席者を卒業生と教職員のみに絞り、在校生や保護者の出席を取りやめる。

 一方、都教育委員会によると、都立中学校・高校や特別支援学校の卒業式は、卒業する児童生徒と教職員、送り出す側を代表する一部の在校生で行い、保護者や来賓は自粛を求めるという。

◆キャンプ場など都の宿泊施設休園

 都は二十七日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、キャンプ場など調理場を共同利用する都立宿泊施設十カ所を、三月一日から十五日まで休園すると発表した。

 奥多摩町山のふるさと村と大島町海のふるさと村はキャンプ場エリアやロッジ、宿泊施設が利用休止。大島町、八丈町、神津島村、新島村、三宅村の都立キャンプ場は休園し、奥多摩都民の森にある宿泊施設も休止する。

 また都健康プラザ「ハイジア」(新宿区)内のトレーニングジムやプールがある施設「ウェルネスエイジ」が個人利用を休止。休止期間は二十八日から三月十六日まで。

 いずれも休園・休止期間は延長の可能性がある。

◆浅草で開催予定の大空襲資料展中止

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、三月七日から十日まで、台東区の浅草公会堂(浅草一)で開催される予定だった東京大空襲資料展の中止が決まった。市民有志でつくる実行委員会が主催し、毎年三月十日の大空襲の日に合わせて開かれており、今年で三十三回目となるはずだった。

 実行委の担当者によると、資料展が中止となるのは初めて。一方、十日に台東区の隅田公園内で行われる追悼集会は実施する予定という。(天田優里)

◆スポーツ、高齢者向け施設の休館広がる

一時休館や臨時休場を知らせる張り紙=三鷹市の元気創造プラザで

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 新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、多摩地域では催しとともに公共施設などを休館や利用中止にする動きが広がっている。スポーツ関係の施設のほか、重症化するリスクが高いとみられる高齢者の利用が多い施設も目立つ。

 三鷹市は二十八日から三月十五日まで、元気創造プラザ内の「SUBARU総合スポーツセンター」にあるプール、トレーニング室など一部設備を臨時休場する。

 市によると、利用状況から見た期間中の影響は約一万人に上る。

 玄関やロビーに休館・休場を知らせる張り紙が張られ、利用者らが複雑な面持ちで見ていた。毎日、プールを利用しているという男性(81)は「そこまでやる必要があるのか」と困惑した表情を浮かべた。週一回のペースでセンターに通う女性(78)は「これだけ騒ぎになっているから仕方がない」と語った。

 調布市内の「武蔵野の森スポーツ総合プラザ」も二十七日〜三月十五日、トレーニングジムとプールを休業する。「市総合体育館」も二十八日〜三月十五日、トレーニング室と屋内プールを休止する。

 東村山市は、市内に四カ所ある高齢者向け施設「憩いの家」のカラオケと浴場の利用を中止した。府中市は三月一〜十五日、高齢者の利用が多い「保健センター」の健康増進室を利用停止にする。

 多摩市は二十八日〜三月十五日、「市総合福祉センター」六階の老人福祉センターを休館にする。

 昨年十二月九日から冬季休園中の「東京サマーランド」(あきる野市)は、二月末までの休園予定を三月十五日まで延長した。同園は「さらに延長する場合もある」と説明する。

 昨年十二月にオープンした「スヌーピーミュージアム」(町田市)は二十九日〜三月十三日に休館する。前売り券の返金方法などは、二十八日からホームページに掲載する。「町田リス園」も三月二〜十五日に休園する。

 

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