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【東京】

<新型コロナ>「こういうとき 役立ちたい」 日野・デイサービス 障害ある子に昼食提供

フローラで昼食をとる子どもたち=日野市で

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 新型コロナウイルスの感染拡大防止で学校が臨時休校になる中、日野市の重症心身障害児のデイサービス施設「デイケアルームフローラ」は、普段は放課後から通う特別支援学校の子どもたちを午前中から受け入れ、昼食を提供している。医療的ケアが必要な障害児らの親にとっては、食事の準備も大きな負担で、大高美和代表(37)は「こういうときこそ役に立ちたい」と話す。 (松村裕子)

 「いただきます」。フローラで子どもたちの前に並んだ昼食メニューはオムレツ、ギョーザ、野菜のあえ物など。細かく切り刻んだり、ミキサーにかけてペースト状にしたりと、一人一人の障害に合わせて調理方法を変えている。

 管理栄養士の資格を持つ大高代表によると、同じペースト状でも、マヨネーズ状やポタージュ状など軟らかさが異なり、細かく調整しなければならない。長女(9つ)も障害があり「障害が重いほど食べることに困る」と言う。

 フローラに登録するのは二〜十六歳の約三十人。近くの八王子東特別支援学校が休校になり、午前中から通う児童・生徒が増えた。支援学校は休校中も子どもを受け入れているが、給食がないため弁当の持参が必要になる。臨時休校後、障害のある長男(16)を連れてフローラに出勤する女性指導員(40)は「自分で作ると三十分はかかる。ここで食べられると助かる」と話す。

 利用人数の多い日は職員を増員して対応する。それでも施設のスペースの関係から、希望者全員を受け入れることができず「悩ましい」と大高代表。訪問支援で在宅の子どもに弁当を届けることにも取り組む。

 都内には重症心身障害児のデイサービスが約六十カ所あるが、食事を提供している施設は多くないという。

 

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