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【東京】

<新型コロナ>学校再開 保護者の思いは? 学校側「近距離の回避」に苦慮

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため休校中の小中高などの4月再開に向け発表された文部科学省の指針。都内の学校に子どもを通わせる保護者からは、再開を歓迎したり、学校に感染対策の強化を求めたり、さまざまな声が聞かれた。一方、都内の自治体は再開に向けて準備を進めている。 (砂上麻子、布施谷航、市川千晴、三輪喜人)

 小学二年の娘がいる墨田区の美容師花井恵美子さん(41)は「休校は仕方がないと思っていた。娘は二週間ほど兵庫県の実家に預けていたが、授業がないのは心配だった。再開はうれしいが、収束していないので、学校には適切に対応してほしい」と求めた。

 八王子市内で夫婦で働く自営業の男性(41)は、小三と小一の男児が自宅で過ごしている。職場は自転車で約十五分の距離にあり「子どもに昼ご飯を食べさせに帰宅している。仕事に集中できなかった」と、再開にほっとした様子。

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 学校に対する具体的な要望も聞かれた。小学六年の娘がいる港区の主婦(43)は「手洗いとうがいを徹底させてほしい。心配なのが給食の配膳。低学年は幼いので先生方にお願いするとか工夫が必要」と指摘した。小六と小四の子どもを育てている同区の女性会社員(43)も「満員電車は感染リスクが高い。通学時間帯と通勤ラッシュが重ならないようにしてほしい」と求めた。

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 練馬区は四月六日の再開後、密集を避けるため、集会や朝会は放送で行い、教室の机の間隔を広げるなどの対策を取る。

 音楽の授業で歌唱や楽器演奏はせず、給食を前向きで食べる。換気は一時間に五分ほど行う−、などの方針を各学校に通達する。

 指針にある「近距離の会話の回避」に頭を悩ませており、担当者は「低学年の子どもはどうしてもくっついて遊ぶ。教員が間に入るなどしたい」と話す。

 杉並区は同六、七の両日から再開し、体育館の集会を止めるという。担当者は「子どもたちも学習や友達との再会など、それぞれの思いがある。再開できることを前向きに捉えたい」と語る。

 一方、ある区の都立高で教える男性教諭は「マスク着用といっても全員分あるわけではない。教室の窓を開けて風通しを良くするぐらいで、やれることをやるしかない」と話した。

◆千代田の区立学校 来月6、7日再開 正式に通知

 千代田区教委は二十四日、全区立学校に予定通りの日程で学校再開するよう正式に通知した。小、中、中等教育学校は四月六日、幼稚園は同七日に再開する。各学校には、国が公表した学校再開ガイドラインに基づき、換気の悪い密閉空間での密集を避けるよう指導し、始業式などは生徒を一カ所に集めるのではなく校内放送の活用を求めた。

 

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