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【東京】

<東京2020延期>事前キャンプ、来年でも 五輪・パラ延期 多摩地域の自治体前向き

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 新型コロナウイルスの感染拡大で東京五輪・パラリンピックの延期が決まり、多摩地域では二十五日、出場国・地域のホストタウンや事前キャンプ地に決まっている自治体などが対応に追われた。延期でも開催の方向になったため、前向きな受け止めが多かった一方、盛り上がりが続くのか心配する声も上がった。 (松村裕子、服部展和、布施谷航)

 五輪の自転車ロードレースのコースになっている稲城市は、市役所玄関に置いてある五輪とパラリンピックのカウントダウンボードの表示を消した=写真。「開催期間も書いてあるので、撤去するかもしれない」と担当係長の蛭川功一さん(37)。「予定通り開いてほしかったが、なくなるよりはいい。盛り上げるイベントを続けないといけないが、楽しみが増えたと前向きに受け止めたい」と話した。

 五輪で米国のクライミング、パラで台湾のパワーリフティングの事前キャンプ地になっている八王子市。米側と調整し、日程が変わっても市内でキャンプする約束を取り付けたといい、担当者はほっとした様子で「台湾も前向きに考えてくれるだろう」と期待した。

 ウクライナのホストタウンである日野市では昨年、同国の空手選手が市内でキャンプし、都内でのプレ大会に出場。応援した市空手道連盟の日野正剛会長(71)は「延期は当然と思う。来年になっても、信頼関係で選手に来てもらえると期待している」と語った。

 中国のホストタウンで、卓球とサッカーの事前キャンプを受け入れる予定だった東村山市の渡部尚市長は「中止にならなかったことには、ほっとしている。先に向けて、市民も選手も安心して過ごせる環境を整えたい」と話した。市内の聖火ランナーに決まっていた同市出身のタレント志村けんさんが新型コロナに感染したことには「一日も早く回復し、聖火リレーでは故郷を走破する元気な姿を見せてほしい」と願った。

 過去二回のパラに出場し、地元の町田市の聖火ランナーに決定していた鹿沼由理恵さん(38)は「聖火リレーは選手が全力で戦えるようにするための応援なので、大会に合わせて延びるのはいい」とリレーの中止を評価。ただ「子どもたちへのオリパラ教育や盛り上がりが続くかちょっと心配。市内の小学校を回って地元出身選手への応援を呼び掛けたい」とも話した。

 

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