東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

特別支援学級生の学びの場「無用塾」 あす豊島で入塾説明会

行方正太郎さん

写真

 中学校の特別支援学級(支援学級)に通う生徒の学力を伸ばそうという学び場の入塾説明会が五日、豊島区で開かれる。塾は、支援学級の支援員をしていた練馬区の行方(なめかた)正太郎さん(60)が運営する。行方さんは「一人一人の能力や可能性を最大限に伸ばしたい」と話している。 (中村真暁)

 行方さんは昨年四月から都内の区立中学の支援学級で支援員を務め、今年三月末に退職した。外国人の母親が「手厚い指導がある」と思って通わせている生徒や、学力のある発達障害児を見て、半分以上の生徒に知的に遅れはないと感じてきた。

 しかし、学習内容は二桁の掛け算や、幼児レベルの英単語を学ぶなどの「小学低学年レベル」。行方さんは昨年夏休み、校内で自主的な補習授業を企画した。声をかけた二年男子は全十五日間に出席し、中学相応の勉強にもついてきた。楽しかったせいか、その後は問題行動が減るようになったという。

 行方さんは、こうした体験から、高校進学を目指す生徒を対象に学びの場「無用塾」の開塾を決めた。行方さんは「周りに丁寧に話を聞く大人がいないだけ。学習ができず、高校に進めなければ、その後の選択肢も狭まる」と、生徒たちの将来を案ずる。

 塾は豊島区内などで開かれる。区外からの参加も可。土曜の午後一〜九時に学年相応の数学、英語、国語、理科、社会を一回二時間まで教える。費用は一回五百円。現在、既に一人が参加している。

 説明会は当日午後一時半から、豊島区東池袋一の東亜ビル五階RoomB。参加無料。定員十人。申し込みは無用塾=saiki.club@gmail.com=へ。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報