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【週替わりランチ】

エンテツさんの大衆食堂ランチ タブチ(辛口カツカレーライス)

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◆黒ビールのようなコクと色合い

 「カレーの街」といえそうなほど、さまざまなカレーが競う高円寺で、タブチのカレーもなかなかの人気だ。400円という安さもあるだろうけど、それだけじゃないようだ。高円寺に住む若い知人は「タブチがあるから安心だよ」といった。なるほど、住んでいる人にとっては大事なことだ。ボリュームと値段だけのことではなく、店の人と味わいが日々の暮らしをやさしく包んでくれる街の食堂。タブチでは、そのことを考えさせられる。

 ここのカレーは、筆者が上京した1960年代ごろの、大衆食堂の小麦粉の甘い味がする黄色いカレーライスより少し複雑な甘さと辛さが混じった、当時としては「ハイカラ」なカレーを思い出させる。舌にピリッとくる辛さの「インド風」といわれるカレーが広がる前からのものだ。辛口でも口当たりは甘く黒ビールのようなコクと色合いであることも、あの頃と同じ。皿まで、日本のカレーライスの歴史を物語る、続いてほしいカレーだ。

 看板には「ラーメン&カレー」とあるが日替わりなどの定食メニューもあって、注文している客も多い。

 (大衆食堂の詩人 遠藤哲夫)

 ◇東京都杉並区高円寺南3の67の1。営業時間:11〜22時、日曜休み。辛口カツカレーライス610円、辛口カレーライス450円、カレーライス400円、中華丼500円、日替サービスメニュー560円、生姜(しょうが)焼定食650円など。やさいラーメン450円ほか中華麺各種

 

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