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【親子でぶらり 学べるスポット】

カゴメ那須工場(栃木県那須塩原市) 旬を生かした野菜 全国に

ニンジンの洗浄工程などを興味深げに見る見学者ら

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 トマトの有力な産地に近く、良質の伏流(ふくりゅう)水に恵まれた那須塩原にカゴメ那須工場ができたのは1961(昭和36)年。東京ドーム3つ分の広さを誇る同社最大の工場で、飲料生産のほか、トマト、ニンジンなどを加工し、原材料として全国の工場に供給するマザー工場の役割も果たしている。

 「トマトの処理ではもちろん日本最大の工場です」。総務グループの有村俊文さんが説明してくれたので、さぞかし年中無休で稼働しているのかと思いきや、「野菜の旬を生かすため、トマトは夏季(7〜9月)、ニンジンは冬季(12〜2月)のみ、処理ラインが稼働しています」という。

 この日稼働していた処理ラインでは、敷地内の井戸で、地下150メートルから汲(く)み上げられる伏流水を使いニンジンが洗浄されゴロゴロと皮が剥(む)かれていた。「安心・安全なおいしいジュースにするため、剥(はく)皮したあと大勢の人が丹念に選別しています」とのこと。その後ニンジンはほとんど加熱せずに搾るフレッシュスクイーズ法で処理される。鮮度と栄養価を保持するためだ。「トマトのリコピンやニンジンのベータカロテンは生で食べるよりジュースの方が吸収率が高いんですよ」という。

 一日の緑黄色野菜摂取の目安など食育絡みの説明も受けて充填(じゅうてん)、検査工程へ。気圧を高くしてある無菌室で充填されたジュースがきちんと密閉されたかどうかは、超音波を当てて調べるのだそうだ。

 製品が出荷に向かう工程はほぼ無人化されており、有村さんは「ロボットが梱包(こんぽう)された製品を積み上げる様子が子どもたちには興味深いようですね」と話した。 (仁賀奈雅行)

◆ひとこと

 「品質を第一に、環境に配慮した工場を知っていただければ」と有村さん。

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 ★メモ 栃木県那須塩原市西富山30。JR那須塩原駅からタクシーで15分。東北自動車道西那須野塩原ICから車で10分。野菜原料処理や飲料製造工程を見学できる。小学生以上。所要約90分。無料。原則土日・祝日休み。申し込みは1週間前までにカゴメ那須工場=(電)0287・36・0650=へ。

●足を延ばせば…

 ◆那須野が原博物館 那須塩原市三島5の1。JR那須塩原駅からバス、三島農場下車徒歩3分。那須野が原の開拓の歴史や自然をテーマにした常設展のほか、4月14日まで昭和30年代の家電製品などを中心に暮らしを振り返る企画展「うちにテレビがやってきた」を開催中。入館料一般300円、高大生200円、小中生100円。原則月曜休館。(電)0287・36・0949

 ◆旧青木家那須別邸 那須塩原市青木27。JR黒磯駅からバス青木別荘前下車。明治時代の外交官青木周蔵の別邸として明治21年に建築された。現在の建物は約50メートル南東に移築されたもの。国の重要文化財。観覧料大人200円、小中生100円。4月まで原則月曜休館。道の駅「明治の森・黒磯」管理事務所=(電)0287・63・0399

 

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