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【親子でぶらり 学べるスポット】

建設技術展示館(千葉県松戸市) 一歩先の土木を知ろう

舗装の新技術の展示。路面が熱くならない工夫を、触って体感できる=千葉県松戸市で

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 毎日何げなく通っている道路や橋には、さまざまな技術が詰まっており、新たな技術開発が日々進んでいる。そんな様子を多数のパネルや実物で展示しているのが、この建設技術展示館。建築や土木の総元締、国土交通省の「直営」だ。

 たとえば道路舗装。猛暑でも路面が熱くならないよう、特殊な塗料を塗って日光を反射させる方式や、安全を損なう水たまりができないよう、水をしみ込みやすくした方式が紹介されている。素材には試験中のものもあり、実社会で目にする機会は少ない。展示館ではそんな技術を一足先に知ることができる。

 ブースは全部で75あり、ゼネコンや建機メーカー、業界団体が、自慢の一品を展示している。内容は2年ごとに変わり、今は「生産性向上」と「担い手確保」の2つをテーマとしている。専門的なものも多く、じっくり見ていると、ゆうに半日はかかりそうだ。

 屋外にも展示がある。バリアフリーの歩道と従来の歩道を比較体験できるコースや、地震で被災した橋脚の実物、新宿南口にあった古いコンクリート橋梁(きょうりょう)など。水害時に活躍する排水ポンプ車などの特殊車両も、予約すれば見せてもらえる。

 同館は、国交省関東技術事務所に併設され、1999年に開館した。増尾健・技術情報管理官は「防災関係の団体の訪問や、建設業界の新人研修でも利用されています。個人の見学も歓迎します」と話す。団体見学は、事前に予約すれば少人数でも説明員がつき、モデルコースも用意されている。子ども用の展示もある。水をテーマに、橋の造り方や、土砂崩れ防止の仕方について、じかに触れる模型で、分かりやすく知ることができる。 (吉田薫)

◆ひとこと

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 古いコンクリートの断面は今と違う。鉄筋の入れ方など施工法は進歩したが、素材に関しては昔の玉石の方が上。(同館でささやかれていた話)

 ★メモ 千葉県松戸市五香西6の12の1、新京成線八柱駅またはJR武蔵野線新八柱駅から牧の原団地行きバス8分、新京成線常盤平駅からもバスがある。建設技術展示館下車徒歩2分。入館無料。開館は火〜金曜の10〜16時。月曜と土日祝日は休館。(電)047・394・6471

●足を延ばせば…

 ★松戸市立博物館 松戸市千駄堀671。新京成線八柱駅、またはJR新八柱駅から徒歩15分。「21世紀の森と広場」の中にある。常設展では、旧石器から縄文、弥生、古墳時代までの考古学的な成果の展示が充実。現代のコーナーでは、1962(昭和37)年ごろの常盤平団地の2DKを家電や家具などもそろえ、実物大で忠実に復元している。観覧料は一般300円、高校・大学生150円、小・中学生は無料。開館9時30分〜17時。原則月曜休館。(電)047・384・8181

 ★常盤平の桜並木 松戸市の新京成線八柱駅の近くから、常盤平駅を経て五香駅にかけて、「さくら通り」沿いに、600本もの桜のトンネルが続く。団地の造成と同時につくられた並木で、花見の時季には大にぎわいとなる。 

 

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