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【親子でぶらり 学べるスポット】

東京都薬用植物園(東京都小平市) 危険な植物 見分け方を知る

次から次へ、さまざまな花が咲く東京都薬用植物園=東京都小平市で

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 春は花の季節。桜が終わっても、目を楽しませてくれる花には事欠かない。西武拝島線東大和市駅すぐそばの東京都薬用植物園には、たくさんの珍しい植物が集められている。

 訪れた時、林の草むらに、たまたまカタクリが咲いていた。紫色のはかなげな小さな花だ。

 「こういう植物をスプリング・エフェメラルといいます。妖精のように、ごく短い時季だけ地上に姿を現し、あとは地中に消えてしまいます」。同園の中村耕・主任研究員が説明してくれた。「園内は毎週のように見どころが変わります。晩春には、ボタン、シャクヤクなどが華麗な花を咲かせます」。絶滅危惧種も多い。薬用植物園の目的の一つに、危険な植物を、実物を見て知ってもらうことがある。

 たとえば食用のニラと、美しい花を咲かせるスイセンは、花がないとそっくり。だがスイセンには毒がある。食用の山菜であるギョウジャニンニクと毒草のイヌサフランも、区別しにくい。ニラやギョウジャニンニクは独特の臭いがあるので、それを確認すれば鑑別できる。自然界には毒があふれていることを実感した。そしてケシとアサ。一部のケシは、アヘン、モルヒネ、ヘロインなどの原料となり、無許可の栽培は法で禁じられている。春には園内のケシが花を咲かせ、厳重な管理のもと、実物を見ることができる。禁断のケシを一般公開しているのは、全国でここと高知県の植物園の2カ所だけだという。

 ケシの見分け方は、園内の展示施設に、詳しく紹介してある。運営は民間に委託され、売店「草星舎」もある。ハーブや薬草に関するイベントも頻繁に開かれている。 (吉田薫)

◆ひとこと

 「なぜ植物に毒があるのか、明確な理由は分かっていません。毒は少量なら薬になる場合もあり、未知の可能性を秘めています」(中村耕さん)

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 ★メモ 東京都小平市中島町21の1。西武拝島線東大和市駅から徒歩2分。立川駅からバスもある。入園無料。4、5月は原則毎日開園。ただし5月1日は臨時休園。その他の月は原則月曜休園。4〜9月は9時〜16時30分。10〜3月は9〜16時。(電)042・341・0344

●足を延ばせば…

 ★有楽製菓工場直営店 小平市小川町1の94。東大和市駅から徒歩6分。「ブラックサンダー」が大ヒットして急成長したチョコレート会社の本社兼東京工場の所在地がここ。ブラックサンダー各種に加え、風味にこだわったギフト用の製品も、手ごろな値段で手に入る。「デラックスミルクチョコレート」をはじめ、デラックスシリーズをメインに販売。9〜17時。祝日は休み(4月は30日が休み)。(電)042・341・1813

 ★こもれびの足湯 小平市中島町3の5。東大和市駅から徒歩10分。ごみ焼却炉の余熱で地下水を温めている。木立の中に複数の足湯がある。小平・村山・大和衛生組合の運営。無料。毎週木曜休場(祝日の場合は翌日)。9時30分〜16時30分。(電)042・341・4345

 

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