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【親子でぶらり 学べるスポット】

夕やけ小やけふれあいの里(東京都八王子市) 中村雨紅の故郷で自然体験

水遊びの親子連れでにぎわう「夕やけ小やけふれあいの里」=東京都八王子市上恩方町で

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 東京都八王子市の郊外、上恩方町にある「夕やけ小やけふれあいの里」は、この地に生まれ、童謡「夕焼小焼」で知られる作詞家の中村雨紅(うこう)(1897〜1972年)にちなむ自然体験施設だ。

 入り口のすぐそばに、しばらく前まで八王子市内とふれあいの里を結んでいたボンネットバスが展示されている。園内にはきれいな北浅川が流れ、川遊びができる。水車小屋に隣り合った芝生広場では、小さなテントを張って、夏を楽しむ家族連れが目立った。

 ポニーの体験乗馬ができるふれあい牧場や、そばや天ぷらが味わえる食事どころもある。

 「夕焼小焼」は、下町の荒川区で教員をしていた雨紅が、故郷を思い出しながら作詞した。

 雨紅に関する資料は、園内の「夕焼小焼館」に展示されており、人となりを知ることができる。歌詞を刻んだ碑は、園の向かい側の小高い場所にある宮尾神社の境内に立つ。雨紅は宮司の家に生まれた。碑は昭和31(1956年)建立。本人も大喜びして除幕式に出席したという。今は無人で、にぎわう園内とは対照的な静けさだ。

 後藤正幸園長は「このあたりは旧恩方村で、案下(あんげ)ともいいます。八王子と甲州(山梨県)を結ぶ陣馬街道沿いに小さな宿場が点在します。童謡に出てくる山のお寺は、断定はできませんが、近くの集落の興慶寺では、といわれています」と話す。

 夕焼小焼館には、恩方村の旧家に生まれた風景写真家の前田真三(1922〜98年)のギャラリーもある。大判カメラを抱えて全国を行脚し、北海道の富良野、美瑛あたりの美しさを広く紹介した。童謡の里は文化人を輩出し、豊かな歴史を持っていた。 (吉田薫)

◆ひとこと

 「もともと農園を中心にした施設で、体験メニューが豊富。9月には稲刈りやニジマスつかみどりなどのイベントがあります」(後藤さん)

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 ★メモ 東京都八王子市上恩方町2030。京王・JR高尾駅から陣馬高原下行きバス30分、500円。開園9時〜16時30分(11月からは16時閉園)。年中無休。入場料大人200円、4歳〜中学生100円。宿泊施設「おおるりの家」やキャンプ場もある。(電)042・652・3072

●足を延ばせば…

 ★陣馬高原(陣馬山) 東京都と神奈川県の境に位置する標高約850メートルの山。頂上が平らになっており、富士山をはじめ、360度の眺望が楽しめる。頂上で茶屋が営業する(不定休)。JR高尾駅北口から西東京バス(1時間に1、2本、所要37分)。陣馬高原下停留所から徒歩80〜90分。神奈川県側(藤野駅から和田バス停下車)から登る方が、道はゆるやか。

 ★北浅川恩方ます釣場 八王子市上恩方町1353。高尾駅北口からバスで陣馬高原下行き、力石バス停下車すぐ。陣馬街道沿いにあり、養殖のニジマスが放流されている。その場でバーベキューもできる。入漁料金は、餌釣り10匹まで1人3250円。ルアー・フライは3750円。釣り具のレンタルも。8時〜16時30分。(電)042・651・0869

 

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