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【国際】

インドネシア地震 津波3メートル、死者48人 救出作業本格化

29日、インドネシア・中スラウェシ州の州都パルで津波の犠牲者を運ぶ人々=AP・共同

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 【ジャカルタ=共同】インドネシア・スラウェシ島中部中スラウェシ州で二十八日に相次いだ地震と津波で、州都パルの病院の責任者は二十九日、「われわれの病院で三十人の死者、二十一人の負傷者がいる」と述べた。地元テレビが報じた。国家災害対策庁は二十九日、パルに到達した津波の高さが約三メートルに達したと明らかにした。政府は救援作業を本格化。国軍や国家警察、捜索救助庁が人員を派遣し、行方不明者の捜索や避難者の支援に当たる。

 国家災害対策庁によると、津波の被害が特に大きかったのは、中スラウェシ州のパルとドンガラの沿岸部。パルでは街のシンボルだった大型の橋が津波で全壊した。病院の患者らは余震を恐れ屋外に避難した。

 国営電力会社幹部によると、パル周辺の多くの地域で停電が発生したため、通信状態が悪化。地震による土砂崩れのためパルへ向かう道路が寸断されている。

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 【ジャカルタ=共同】インドネシア国家災害対策庁は二十九日の記者会見で、スラウェシ島中部中スラウェシ州での地震と津波で計四十八人の死亡が確認されたと明らかにした。犠牲者はさらに増える可能性がある。

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◆住民パニック「水がほしい」

 【ジャカルタ=共同】「水を」「医薬品を」−。インドネシア・スラウェシ島中部中スラウェシ州で二十八日起きた地震による津波が、州都パルを襲った。住民らは飲料水や医薬品不足に苦しみ、地元テレビが二十九日放映した上空からの映像によると、町全体が水浸しに。沿岸部は濁った水に覆われ浜辺と海の境界が分からなくなっていた。

 人口三十万人超のパル。ショッピングモールは地震で倒壊し、シンボルだった大型の橋も津波で完全に破壊された。男性住民の一人は「避難先には約百人がいて、けが人もいる。水がほしい」と訴えた。

 普段はにぎわう大通りは、バイクや人々の姿もまばら。停電が続いている病院の担当者は「ベッド、医薬品、医師らが足りない」と深刻な表情で話した。

 高台から撮影したとみられる映像には、津波が沿岸部の建物を押し流し、住民がパニック状態となって逃げる様子が写っていた。

 

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