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【国際】

ホーキング博士の遺作、発売へ 遺伝子操作で「超人」誕生も

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 【ロンドン=共同】「車いすの天才科学者」として知られ、三月に七十六歳で死去した英物理学者ホーキング博士=写真、共同=の遺作となる新著が十六日に発売されるのを前に、出版社が十五日、概要を公表した。人類の未来などに対する生前の博士の考えをまとめた内容で、遺伝子操作によって記憶力などの優れた「超人」が誕生する可能性にも触れている。

 本のタイトルは「ブリーフ・アンサーズ・トゥー・ザ・ビッグ・クエスチョンズ」(原題)で、「大きな疑問への簡潔な答え」を意味する。博士が生前に自身の考えをまとめ始め、死後に家族らが完成させたという。

 博士は遺伝子操作技術に言及し「人類は知性や本能などを書き換える方法を今世紀中に発見する」と予測。記憶力や病気への耐性に優れた「超人」が現れ、競争に敗れた人々との格差が広がる可能性を指摘した。

 人類の将来については「今後五十年で世界は大きく変化する」と指摘。地球温暖化などの問題が山積するが、次世代の若者らに「好奇心を持ち、諦めないことが大切。想像力を発揮して未来を築こう」と呼び掛けた。

 十五日には博士の娘ルーシーさんがロンドンで記者会見し「彼は知能を使って問題に対処する人類の能力を信じていた」と述べ、人類の将来に「楽観的だった」と亡き父親の思いを振り返った。

 

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