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【国際】

外相トップで平和条約交渉 日ロ首脳 協議加速へ合意

 【ブエノスアイレス=後藤孝好】安倍晋三首相は一日午後(日本時間二日未明)、アルゼンチンのブエノスアイレスでロシアのプーチン大統領と会談した。北方領土問題を含む平和条約締結に向け、河野太郎、ラブロフ両外相を交渉責任者にして協議を加速させることで合意した。

 安倍首相が来年一月にもロシアを訪問する前に、交渉責任者による初会合を開くことを確認。両外相の下の実務的な交渉担当者として、森健良外務審議官を首相特別代表、モルグロフ外務次官を大統領特別代表にそれぞれ指名した。

 安倍首相は会談冒頭で「日ロ関係を新たな次元に高めていく上において、あらゆる分野で協力を進めていきたい」と強調。北方領土での共同経済活動の実現や、安全保障分野における日ロの協力の推進にも意欲を示して「平和条約の問題を中心に、シンガポールでの首脳会談の結果を踏まえながらしっかりと議論をしたい」と述べた。

 両首脳は十一月のシンガポールでの前回会談で、北方四島のうち、歯舞(はぼまい)群島と色丹島(しこたんとう)を引き渡すとした一九五六年の日ソ共同宣言を基礎に平和条約締結交渉を加速させることで合意している。

 ロシアによるウクライナ艦船の拿捕(だほ)事件に関しては、安倍首相が懸念を伝え、「乗組員の早期釈放を含め、事態が沈静化に向かうよう期待する」と述べた。

 プーチン氏は会談後の記者会見で、首相訪ロに関して「私も日本を訪問できるかもしれない」と述べた。来年六月に大阪で開かれる二十カ国・地域(G20)首脳会合に合わせて訪日するとみられる。

 会談は四十五分間で、今回が二十四回目。通訳だけを交えた両首脳による一対一の会談は行わなかった。

 

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