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【国際】

米大統領疑惑、追及加速へ 元顧問弁護士「口止め」証拠提出

27日、米ワシントンで開かれた下院監視・政府改革委員会の公聴会で涙ぐむコーエン被告=UPI・共同

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 【ワシントン=後藤孝好】トランプ米大統領の元顧問弁護士コーエン被告は二十七日、下院監視・政府改革委員会の公聴会で、ロシア疑惑や不倫の口止め料支払いについて、関与を否定するトランプ氏の主張をことごとく覆した。野党民主党のカミングス委員長は、トランプ氏が犯罪に関わった疑いがあると指摘。モラー特別検察官の捜査をにらみながら、弾劾訴追を視野に追及を強める構えだ。

 コーエン被告は、トランプ氏のポルノ女優との不倫もみ消しのため、口止め料を肩代わりした後、トランプ氏から払い戻しを受けたと証言。トランプ氏や長男ジュニア氏が署名した小切手の写しも支払いに関与した証拠として提出した。

 サイバー攻撃などでロシアが大統領選に介入した疑惑では、攻撃で流出した民主党候補クリントン元国務長官のメールを内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露する計画について、トランプ氏は事前に把握していたと明言。ロシアとトランプ陣営が共謀した直接的な証拠は知らないとしつつも「疑いを持っている」と述べた。

 コーエン被告はトランプ氏について「人種差別主義者で、詐欺師、ペテン師だ」と非難し、顧問弁護士だった約十年間に五百回以上、人を脅迫するような仕事を指示されたと説明。検察が公になっていないトランプ氏の違法行為の捜査を継続しているとも明かした。

 米メディアの関心は、トランプ氏が外交成果をアピールする二回目の米朝首脳会談よりも公聴会に集中。複数のテレビ局が生中継し、ネットで発言を速報するなど手厚く報道した。

 ハノイに滞在するトランプ氏も腹心だったコーエン被告の証言内容が気になるのか、公聴会の開始前からツイッターで「減刑のためにうそをついている」と批判を強めた。

 

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