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【国際】

シリア前大統領像 デモ発端地に復活 支配回復を印象付けか

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 【カイロ=奥田哲平】シリア南西部ダルアーの中心部で十日、二〇一一年三月の民主化デモで破壊されたハフェズ・アサド前大統領の像が再建された=写真、ダルアー県提供。息子であるアサド現大統領はシリア内戦で国土の六割以上を掌握し、反体制派から奪還した各地で同様の銅像再建を進めており、支配回復を印象付ける狙いだ。

 アサド前大統領は、二〇〇〇年に死去するまで三十年間にわたって権力を握り、次男のアサド現大統領が後継に就任した。

 ダルアーは政権批判の落書きをした少年たちが拷問を受け、全国的に民主化デモが広がる発端となった象徴的な場所。内戦では反体制派の拠点だったが、昨年七月に政権軍が制圧し、反体制派の多くは北西部イドリブ県に退去した。

 ダルアー県広報担当リーム・タライさんは「テロとの戦いという暗黒の一章に終わりを告げた日だ」と語った。一方、八年前に像を倒した一人で、現在はイドリブ県に逃れる反体制派活動家ユーネス・ハリールさん(28)は「新たな像が住民の怒りを喚起するきっかけになる」と期待した。

 この日は像が立つ広場とは別の場所で、政権打倒を呼び掛ける街頭デモが行われたという。

 

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