東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

米上院も非常事態無効 壁建設 共和12人造反、可決

 【ワシントン=金杉貴雄】米上院は十四日、トランプ大統領がメキシコ国境の壁建設のため発令した国家非常事態宣言を無効にする決議案を可決した。上院は与党・共和党が多数を占めるが、十二人の造反が出た。野党・民主党が多数の下院は既に二月に可決しており、トランプ氏は壁建設のため、大統領に認められている拒否権を就任後初めて発動する考えを表明した。

 トランプ氏は十四日、直ちに「拒否!」とツイッターに書き込み、「米国の犯罪や薬物、人身売買を増やすのに国境を開く、という民主党に鼓舞された決議案を拒否するのが待ち遠しい」と強調した。

 上下院で多数を占める政党が異なるねじれ議会で、両院ともに大統領に異議を唱えるのは異例。

 上院は定数一〇〇で、賛成は五十九票だった。民主党四十七人に、トランプ氏を支えるはずの共和党から十二人が加わった。拒否権は上下院ともに三分の二以上の票で覆せるが、現状では困難な情勢だ。

 決議案は、国家非常事態法に基づきトランプ氏が宣言した非常事態の「終結」を表明し、宣言を無効にする内容。同氏は二月、議会の反対で自身が求める壁建設費が予算に計上されなかったため、メキシコ国境から犯罪者や違法薬物が流れ込んでいるとの理由で非常事態を宣言し、国防予算などから計八十一億ドル(約九千億円)を確保した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報