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【国際】

アルジェリア大統領 辞任へ 長期政権に抗議デモ

3月22日、アルジェリアの首都アルジェで、国旗を掲げて大統領の辞任を求めるデモ参加者=ロイター・共同

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 【カイロ=奥田哲平】アルジェリアの国営通信は一日、健康不安が指摘されるブーテフリカ大統領(82)が二十八日の任期満了前に辞任すると伝えた。二月下旬に大統領選への出馬を表明して以降、二十年にわたる長期政権への抗議デモが全土に拡大していた。

 ブーテフリカ氏は二〇一三年に脳梗塞で倒れて以降、公の場にほとんど姿を見せず、同氏の親族や与党が実権を握る。抗議デモを受けた先月十一日、出馬撤回と大統領選の延期を発表したが、若者を中心とするデモ参加者は政権の延命を図ったとみて反発していた。

 先月二十六日には政情不安に陥るのを恐れた軍が政治介入。健康問題を理由に大統領を解任する憲法条項を適用するよう求める声明を出した。ブーテフリカ氏の後ろ盾だった軍がデモ参加者側に立ったことで、辞任に追い込まれた形だ。

 次期大統領選までの九十日間、上院議長が大統領の職務を代行する。アルジェリアは国民の半数近くを二十五歳以下の若者が占めるが、失業率は25%に上る。経済的な苦難と政治的自由のない現状への不満が反政府デモに発展し、「第二のアラブの春」とも指摘されていた。

アルジェで投票しようとするブーテフリカ大統領=2017年5月(AP・共同)

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