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【国際】

離脱代替案 再び否決 英下院 関税同盟残留は3票差

 【ロンドン=藤沢有哉】英国の欧州連合(EU)離脱を巡り、英議会下院(定数六五〇)は一日、メイ首相の離脱合意案に代わる離脱方針を探る採決を再び行ったが、四つの案すべてが否決された。経済的な大混乱を招く「合意なき離脱」を避けるには、十二日までに合意案の代替案をEUに示して離脱期日を再延期することが必要だが、議会側も代替案を見いだせない状況だ。

 下院が離脱方針を模索する採決は、八つの案すべてが否決された三月二十七日に続き二回目。否決された四つの案のうち、EU関税同盟の残留を目指す案は賛成二七三、反対二七六のわずか三票差で否決された。

 バークレイEU離脱担当相は採決後、「今週、下院がメイ首相の案に同意すれば、(離脱の再延期に必要な)欧州議会選挙への参加を避けられる可能性がある」と述べ、メイ氏とEUが合意した離脱案について、四回目の採決を目指していることを示唆。メイ氏は二日、閣議を開いて今後の対応を協議する。

 最大野党・労働党のコービン党首は「メイ首相の案は大差で否決されてきたが、今日は僅差の案もあった」と指摘し、議会が離脱方針を模索する三回目の採決を三日に行うよう求めた。

 下院は三月二十九日、メイ氏の離脱合意案のうち、離脱条件を定めた協定案を反対多数で否決。四月十二日までに代替案をEUに示せなければ、合意なき離脱に陥る可能性がある。仮に代替案をまとめても、離脱期日の延期には五月下旬の欧州議会選挙(任期五年)への参加が不可欠となるとみられ、長期の延期になる公算が大きくなる。

 

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