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【国際】

ゴーン前会長、数百万ユーロ不適切支出か ルノー取締役会、企業連合に絡み

 【パリ=竹田佳彦】フランスの自動車大手ルノーは三日、パリ郊外の本社で取締役会を開いた。前最高経営責任者(CEO)兼会長、カルロス・ゴーン容疑者=日本時間四日に再逮捕=が代表を務めた日産自動車との企業連合(RNBV)に絡み、二〇一〇年以降の不適切な支出が数百万ユーロになる可能性を明らかにした。ゴーン容疑者が六月の株主総会で取締役を辞任することも決めた。 

 ルノーによると、取締役会では日産自動車と共同で実施したRNBVの内部監査について暫定結果を報告。財務面の透明性や支出手続きに深刻な欠陥があった可能性を指摘し、「一〇年以降で数百万ユーロに上ると見られる一部支出は、企業利益にかなうのか疑問がある」とした。

 また、監査の継続と速やかな完了も求め、具体的な違反が明らかになった場合はフランスで司法手続きをとる可能性を示唆した。RNBVを巡っては、ルノー幹部への不透明な報酬疑惑が出ている。

 取締役会では一〇〜一八年を対象にしたルノーの最終的な内部調査結果も報告。ゴーン容疑者の関与した支出で、二件を仏司法当局に通報したと明らかにした。

 通報したのは、パリ近郊のベルサイユ宮殿の離宮で開いたゴーン容疑者の結婚披露宴に絡む疑惑と、RNBVと取引があるオマーンの販売代理店にゴーン容疑者直轄の予算から不審な支払いがあった問題。

 辞任予定のゴーン容疑者の報酬では、一八年の固定分百万ユーロと、変動分二十二万四千ユーロを算出した。ただ、不正疑惑を受けて、変動分は株主総会で否認するよう勧告する。年金の一部は本人からの支給申請を受けて判断する。

 

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