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【国際】

北方「固有」明記、射撃訓練抗議に ロシア外務省が不快感表明

 【モスクワ=栗田晃】ロシア外務省は四日、日本の小学校教科書で北方領土を「固有の領土」と明記することや、北方領土周辺での射撃訓練に対して日本側が抗議したことに関して不快感を表明した。日本側が領土問題を含む日ロ平和条約締結交渉の進展を目指す中、ロシアの強硬姿勢が際立ってきている。

 ロシア外務省のザハロワ情報局長は同日の会見で、日本の教科書について自ら取り上げ、「『固有の領土』はナンセンスな表現だ。歴史的、法的に歪曲(わいきょく)した考えを次世代に形成している」と批判。ロシア側が日本側に求める第二次世界大戦の結果受け入れとも矛盾すると指摘し「首脳級で定めた相互信頼醸成の目標に反し、遺憾だ」と述べた。

 ロシア外務省も同日、北方領土の周辺海域で射撃訓練を開始したことで、在ロシア日本大使館から抗議を受けたことに関し、「外交流儀に反し、今後は受け入れない」とする声明を発表。北方領土でロシアが行事を開催するたび、日本大使館の「中堅レベルの外交官」から電話があることを明らかにした上で、それを正式な外交ルートで抗議したとマスコミに説明する日本政府に不満を示した。

 

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