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【国際】

EU加盟国、再延期に難色 英離脱に具体策を要求

 【ベルリン=近藤晶】英国のメイ首相が五日、欧州連合(EU)離脱期限を今月十二日から六月三十日に再延期するようEUのトゥスク大統領に要請したことに対し、EU加盟国からは難色を示す声が相次いだ。加盟国側は十日のEU臨時首脳会議までに、英政府が具体的な計画を提示するよう求めている。

 ロイター通信によると、オーストリアのクルツ首相は五日、ドイツ紙に「EUとして非常に明確な期限を設定した。期限をさらに延ばす理由はない」と強調。フランスのルメール経済・財務相も「英国が延期を求めている理由が理解できなければ、前向きな回答はできない」と述べた。

 EUは十日の首脳会議で離脱期限の再延期について議論するが、延期には英国を除く二十七加盟国すべての承認が必要。すでに離脱期限は一度延期されており、加盟国を説得できるだけの打開策を英側が示せなければ延期承認は難しい。

 トゥスク氏は十日の首脳会議で、英側に最長一年間の離脱延期を提案する見通しだ。首脳会議で何らかの合意に至らなければ「合意なき離脱」の恐れが高まるため、延期に理解を示す声も上がっている。英国の隣国アイルランドのバラッカー首相は五日、「合意なき離脱」や短期延期の繰り返しを回避するには「長期延期の方が理にかなっているかもしれない」と述べた。

 英国の離脱期日は当初三月二十九日だったが、英議会で合意案可決の見通しが立たず、今月十二日に延期されていた。

 

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