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【国際】

トランプ氏、国境「壁」視察 「今後2年で600キロ建設」

5日、米カリフォルニア州カレキシコで、メキシコ国境との「壁」を視察するトランプ大統領=AP・共同

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 【カレキシコ=共同】トランプ米大統領は五日、西部カリフォルニア州のメキシコ国境の町カレキシコを訪れ、新たに設置された全長約三・六キロのフェンスを視察した。前回大統領選の公約の進展ぶりを強調、二〇二〇年の次期大統領選を視野に任期中の今後二年以内に「四百マイル(約六百四十四キロ)の新たな壁をつくる」とアピールした。

 国境地帯訪問は、壁建設を訴えて出した二月の「国家非常事態宣言」後初めてで、今年三回目。トランプ氏はフェンスを「素晴らしい壁だ」と強調した。

 ニールセン国土安全保障長官も同行し、地元の国境警備担当者らと会談した。トランプ氏はその際「わが国の移民を受け入れるシステムは破綻寸前だ。もう受け入れられない」と述べた。これに先立ちツイッターで、米国に違法に持ち込まれる薬物などの取り締まりをメキシコ政府が強化しなければ「経済的な罰を科す」と警告した。

 フェンス工事は一九九〇年に設置された高さ約六メートルのフェンスを約九メートルのものに取り換えただけ。オバマ前政権下の二〇〇九年から計画されていたが、予算などの関係で昨年二月に工事が始まった。米メディアによると、昨年秋の工事終了時には「トランプ大統領による国境の壁の最初の区間」と記された掲示板が取り付けられた。

 トランプ氏は三月末、メキシコが米国に流入する移民を止めなければ「一週間以内にも」国境を閉鎖すると突然発言。米経済への影響を懸念する声が殺到すると、「一年間」の猶予を設けると主張を後退させるなど発言が二転三転している。

 カレキシコには国境を挟んだメキシコ北西部メヒカリとの間を日常的に往復して暮らす住民が多い。トランプ氏の視察に合わせ、約二百人が抗議活動を行った。

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