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【国際】

世界成長3.3%に減速 IMF19年見通し 日米欧引き下げ

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 【ワシントン=白石亘】国際通貨基金(IMF)は九日、最新の世界経済見通しを発表した。二〇一九年の成長率は3・3%と、今年一月時点の予測から0・2ポイント下方修正した。長引く米中貿易摩擦が企業の景況感や金融市場の心理を悪化させているためで、世界経済の減速が鮮明となった。

 世界経済は今年初めにいったんは足踏みするものの、その後は中国の景気刺激策や米国の緩和的な金融政策などの効果で、緩やかな回復に向かうとみており、二〇年には成長率が3・6%と一八年と同じ水準に戻るとした。

 ただIMFは「米中間で緊張がエスカレートし、政策の不確実性が高まれば、経済成長を押し下げる可能性がある」と指摘。さらに英国の欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」もリスク要因に挙げ、「市場心理が急激に悪化する恐れが残っている」と警告する。

 ワシントンで十二日に開幕するIMF・世界銀行春季会合に合わせて公表した。日本の今年の成長率は1・0%と一月の予想から0・1ポイント引き下げた。二〇年は0・5%に据え置いた。

 各国の今年の成長は、米国が政府閉鎖や財政支出の減少で0・2ポイント下方修正し、2・3%と予測。ユーロ圏もドイツの生産活動の低下などで0・3ポイント引き下げ、1・3%とした。一方、中国は景気対策の効果で成長率を0・1ポイント上方修正し、6・3%と予想している。

 

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