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【国際】

アサンジ容疑者を逮捕 ウィキリークス創始者 英警察発表

 【ロンドン=藤沢有哉】ロンドン警視庁は十一日、ロンドンのエクアドル大使館に七年近く籠城していた内部告発サイト「ウィキリークス」創始者のジュリアン・アサンジ容疑者(47)を逮捕したと発表した。アサンジ容疑者の亡命を認めない姿勢に転じたエクアドル政府が、英警察を館内に招き入れた。ロイター通信によると、英国の裁判所の保釈の規則に従わなかったことが逮捕理由という。

 ロンドン警視庁はその後、米国からの身柄引き渡し要請に基づいた容疑でも逮捕したと発表。米司法省は同日、米国の機密文書を入手しようとコンピューターに侵入した疑いで、アサンジ容疑者を訴追したと明かした。

 ハント英外相は「アサンジ容疑者は英雄ではない。彼の将来は英国の司法制度で決められるのが正しい」などと語った。

 アサンジ容疑者は二〇〇六年にウィキリークスを設立し、一〇年には、米軍ヘリがイラク市民を銃撃する映像を公開した。

 さらにアフガニスタン戦争で、米軍が支援するパキスタンの情報機関がアフガンの旧支配勢力タリバンと密接な関係にあることを裏付ける情報など機密文書約九万二千点やイラク戦争に関する四十万点の機密文書を公開し、戦争の実態を暴露した。

 同年に女性への性的暴行容疑でスウェーデン当局に国際指名手配され、英警察に逮捕された。

 保釈中の一二年六月にエクアドル大使館へ逃げ込んで保護を受けていたが、英メディアによると、モレノ大統領に関する情報を外部に漏らすなどしてエクアドル政府との関係が悪化。同政府は支援打ち切りの意向を示していた。英BBC放送によると、モレノ大統領は「アサンジ容疑者が他国の内政に干渉している疑いがあり、その態度に(我慢は)限界に達した」などと述べた。

 

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