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【国際】

リビア首都周辺で戦闘 死者147人、1万3000人超が避難

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 【カイロ=奥田哲平】国家分裂状態にあるリビアの首都トリポリ周辺で、東部を拠点とする軍事組織「リビア国民軍」(LNA)とシラージュ暫定政権側による戦闘被害が拡大している。世界保健機関(WHO)によると、十四日時点で百四十七人が死亡し、一万三千人以上が避難を余儀なくされている。

 旧カダフィ政権の軍高官だったハフタル司令官が率いるLNAは、四日に「テロリストを掃討する」との名目で首都に進攻し、トリポリ南郊で政権軍が迎え撃つ形で衝突。国連は十四日から開催する予定だった国民対話会議を中止した。

 一方、ハフタル氏は十四日、エジプトを電撃訪問してシシ大統領と会談。具体的な内容は明らかになっていないが、首都攻略が思ったように進まないため支援を要請したとみられる。リビアには中東地域の対立構図が持ち込まれ、ハフタル氏はエジプトやアラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、暫定政権はトルコやカタールを後ろ盾とする。

 ハフタル氏はロシアとのつながりも深く、英紙テレグラフ(電子版)はロシアの民間軍事会社が駐留し、LNAに武器を提供していると伝えた。リビアには国連安全保障理事会決議で武器禁輸制裁が科されているが、ハフタル氏を支持する暫定議会のアブバクル・バイラ議員は電話取材に「われわれは実際の戦争中だ。近代的な武器が必要で、友好国から手に入れた」と述べた。

 

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