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【国際】

同性婚公表37歳民主候補・ブティジェッジ氏 20年米大統領選に急浮上

 【ワシントン=金杉貴雄】二〇二〇年米大統領選に向けた民主党候補の指名争いで、異色の若手、ピート・ブティジェッジ氏(37)が急浮上している。中西部インディアナ州の小都市サウスベンドの市長で同性婚を公表、八カ国語を操る。もともと無名だったがメディアの注目を集め、党内で有力候補の一人に躍り出た。

 ブティジェッジ氏は十四日、地元集会で立候補を正式表明=写真、ゲッティ・共同。「過去の政治から離れ、全く異なるものへ歩む時が来た。選挙に勝つだけでなく、時代を勝ち取る時だ」と呼び掛け、聴衆から大きな歓声が上がった。トランプ大統領や民主党内のベテラン政治家を念頭に、世代交代も主張した。

 二〇一二年に二十九歳で市長に就任。一五年にLGBT(性的少数者)を公表し、昨年現在の夫と結婚した。父親はマルタ出身の移民で、スペイン語やアラビア語などを話すとされ、市長としては地元経済を再生したと訴える。市長職を休職し、アフガニスタンへ従軍した経験もある。

 二十人近く表明している党内候補で最も若く、年明けに運動をスタート。人口十万人ほどの市の市長で、三月半ばまでは世論調査で支持率1%ほどにすぎなかったが、エマーソン大が十五日に公表した最新の全国調査では9%まで急伸。サンダース上院議員(77)、バイデン元副大統領(76)に次ぐ三位となった。

 メディアに取り上げられる機会が増え、スマートで温かみのある語り口が伝わり始めたことが要因で、共和党との争いを左右する中西部が地盤であることに期待する声もある。政策的には、公的医療制度の拡大などリベラル色が強いとみられるが、あいまいな面もあり、幅広い層の支持を得られるかが鍵だ。

 

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