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【国際】

メーガン流 臨月でも

ピンヒールで歩くメーガン妃=3月、ゲッティ・共同

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 英王室のヘンリー王子(34)と妻メーガン妃(37)の第1子がまもなく誕生する。メーガン妃は昨年、米女優から王室入り。これまでの衣装代の総額は1億円以上とも言われ、臨月でもピンヒールを履き続けるなど、英王室の伝統に縛られない個性的な振る舞いで注目を集めてきた。出産では、どんなメーガン流が見られるのか、国民の期待は高まっている。 (ロンドン・沢田千秋)

 大きなおなかを抱え、ほほ笑むメーガン妃の姿が英メディアで頻繁に流れる中、その足元が人々を仰天させている。今月末に出産を控えても、高さ十センチ超の細いヒールのパンプス「スティレット」は健在。英メディアは「妊婦は骨盤が広がって体の重心が変化しているのでバランスを崩しやすい。スティレットは危険」と警告するが、メーガン妃は意に介していない。

 王室の礼儀作法に詳しいディブレッツ・エチケット・スクールのルパート・ウェッソン講師は「王室はハイヒール着用を義務付けてはいない。あくまでメーガン妃個人の好み」と話す。

 ファッションに強いこだわりがあるメーガン妃は衣装代も相当なもの。英紙エクスプレスによると、昨年五月の結婚式で着用した、フランスの高級ブランド「ジバンシー」のウエディングドレスは三十八万七千ポンド(約五千六百万円)とされる。

 結婚式を除く昨年の衣装代については、英紙デーリー・メールが四十万六千ポンド(約六千万円)と見積もり、「デンマーク、スウェーデン、ノルウェーなど欧州の全王室メンバーの中で最高額だった」と報じた。ちなみに、ヘンリー王子の兄ウィリアム王子(36)の妻キャサリン妃(37)は六万八千ポンド(約一千万円)で、メーガン妃の六分の一だった。

 さらに、同紙は、昨年十月のオセアニア歴訪中の十六日間だけで、メーガン妃の衣装代が十一万八千ポンド(約千七百万円)だったとして、「キャサリン妃の二〇一七年、一年間の衣装代と同じ」と指摘した。

 メーガン妃は、ジバンシーのほか「クリスチャン・ディオール」や、サッカーの元イングランド代表デービッド・ベッカム氏の妻が手掛けるブランド「ヴィクトリア・ベッカム」など高級品を愛用。公式発表はないが、結婚式を含めた衣装代は一億円を超えるとされる。

 衣装代の原資は、父親のチャールズ皇太子(70)が所有するコーンウォール公領などからの不動産収入だ。ウェッソン氏は「王族が身につける衣装はそのブランドの販売高に大きく影響するため責任は重大。女王らは特に英国ブランドの支援に努めている」と話す。最近では、安価なファストファッションも着こなすメーガン妃。着用するたび、売り切れが続出するカリスマ的人気を誇っている。

 メーガン妃に限らず、ウィリアム、ヘンリー両王子夫妻の四人は、「ファビュラス(素晴らしい)」にちなみ「ファブ4」と呼ばれ、一挙一動が注目の的だ。伝統を重んじ、人前で手をつながないウィリアム夫妻と、独自スタイルを貫き、常に手をつなぐヘンリー夫妻は、まさに対照的。特に、メーガン妃は何かとキャサリン妃と比べられ、批判や不仲説も挙がっている。

 英国の著名儀礼専門家ハンソン氏は「二人が憎み合っているとは思わない。ただ、メーガン妃は王室の作法のルールは破っていないが、エチケットには反してきた」として、王室では喪服に使う黒い服を着たり、肩を出したドレスで夕食会に臨んだり、髪の毛を顔にかかるように垂らすなどの例を挙げた。

 一方で「最近はエチケットに反する行為も少なくなってきた。衣装代が高いのも王室メンバーとしての初年であるためで、どんな服装が受け入れられるか勉強中なのだろう」と理解を示す。ただ「問題は、キャサリン妃が王族として模範的なので、世間の評価が厳しくなっていることだ」と指摘している。

◆水中出産?双子?名前はダイアナ?

 ヘンリー王子とメーガン妃夫妻の個性は出産や育児にも見られそうだ。

 兄嫁のキャサリン妃は、ウィリアム・ヘンリー両王子の母で、一九九七年に交通事故死した故ダイアナ妃にならい、ロンドン中心部のセントメアリーズ病院で出産。数時間後には、病院前でわが子をお披露目してきた。

 しかし、メーガン妃の出産場所は病院ではなく、ロンドン近郊の自宅フロッグモア・コテージと目されている。ナチュラル志向のメーガン妃だけに水中出産との情報も。最近では、ヘンリー王子もメーガン妃の影響で禁酒し、ヨガや瞑想(めいそう)に励み、健康的な生活を心掛けているとされる。

 また、メーガン妃のおなかの大きさや、双子を持つ俳優ジョージ・クルーニー夫妻との親交の深さから、生まれてくる子の双子説も飛び交う。ヘンリー王子夫妻が今月二日に開設したインスタグラムは、アカウント作成から五時間四十五分で百万人のフォロワーを獲得、その速さはギネス記録に。王室としては異例だが、SNS上での赤ちゃんお披露目の期待も高まる。

 英王室の王位継承は男女の別なく長子優先なので、メーガン妃の子は第七位となる。しかし、王族としての称号「His/Her・Royal・Highness(HRH)」が授けられる予定はない。

 ハンソン氏はデーリー・メールに「もし、エリザベス女王がHRHを与えるつもりなら、すでに勅許が出ているはず。女王はヘンリー夫妻が望まないことはしない。夫妻は、わが子に一般人として育ってほしいのではないか」と指摘。HRHの称号がない場合、王子や王女ではなく、男子なら伯爵で「〜卿」、女子なら「〜嬢」と呼ばれることになる。

 子どもの名前について兄のウィリアム夫妻は、王族に代々伝わる名前を好んだが、ハンソン氏は「ヘンリー夫妻は伝統に縛られず、自分たち好みの名を付ける」と予測。「ヘンリー王子は、亡くなった母のダイアナ元妃に強い親しみを抱いている。女の子なら『ダイアナ』と名付けるのではないか」と期待を込めた。

 

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