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【国際】

インドネシア ジョコ大統領、再選確実 民間調査で得票55%

17日、インドネシアの首都ジャカルタで投票を終え、投票済みの目印となるインクが付いた指を見せるジョコ大統領(左)と夫人=共同

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 五年に一度のインドネシア大統領選が十七日、投開票され、民間調査機関の開票速報によると、現職のジョコ・ウィドド大統領(57)が、野党党首でスハルト元大統領の元娘婿プラボウォ・スビアント氏(67)を抑え、再選を確実にした。

 SMRCなど三機関の調査では、いずれもジョコ氏の得票率が55%前後で、プラボウォ氏を10ポイント程度リード。公式結果は来月二十二日までに発表される。大統領選は三選が禁じられているため、今後五年間が最後の任期となる。

 ジョコ氏は声明で「開票速報調査は全て見ているが、公式結果を見よう」と冷静な反応を見せた。

 ジョコ氏は貧しい家庭に生まれ、家具輸出業で成功した後、ジャワ島中部の市長やジャカルタ特別州知事を経て、二〇一四年、同国初の庶民出身の大統領になった。目立った失政がなく、高速道や港湾、空港の建設などインフラ整備の実績を強調し、支持を広げた。

 同じ構図の一騎打ちとなった前回大統領選では、「ジョコ氏はキリスト教徒」などとデマや中傷を流され、終盤にプラボウォ氏の追い上げを受け、僅差の勝利となった。だが今回は、副大統領候補に国内最大のイスラム団体の指導者マアルフ・アミン氏(76)を選び、ネガティブキャンペーンを遠ざけた。

 陸軍の要職を務め、イスラム保守勢力や高学歴層を地盤とするプラボウォ氏は強い指導者像をアピール。ジョコ氏の政策は政府債務を増やし、外国頼りだとして、現政権への不満を広げようとしたが、説得力のある政策を示せなかった。

 開票速報は抽出調査のため誤差が生じるが、過去の選挙でも実施され、精度は高いとされている。 (バンコク支局・北川成史)

 

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