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【国際】

米司法長官 ロシア疑惑「証拠不十分」 大統領「ゲームオーバー」

 【ワシントン=金杉貴雄】トランプ米政権のロシア疑惑を巡り、バー司法長官は十八日、モラー特別検察官の捜査報告書について記者会見し「トランプ陣営とロシア政府などが共謀、協力した証拠をモラー氏は見いださなかった」と指摘した。トランプ氏の司法妨害についても「モラー氏が示した証拠は十分でなかった」と改めて強調した。

 司法省は十八日に機密や第三者の名誉に関わる部分などを除き、捜査報告書を議会に提出して公表した。報告書は四百ページ近くあり、モラー特別検察官が三月二十二日にバー氏に提出。バー氏は同二十四日に概要を記した四ページの書簡のみを議会に提出していた。

 トランプ氏はバー氏の記者会見直後、ツイッターに「共謀も妨害もない。極左の民主党員へ、ゲームオーバーだ」と投稿した。

 概要によると、モラー氏はトランプ陣営とロシアの共謀を認定せず、トランプ氏の司法妨害は「大統領が犯罪に関与したと結論付けないが、免責もしない」と結論を出さなかったが、バー氏が「十分な証拠はない」との見解を示していた。

 バー氏は、捜査に関与しないとして更迭されたセッションズ前司法長官の後任として二月に就任。野党民主党はバー氏が書簡で自らの見解を示したことに「トランプ氏のための司法長官だ」と反発、報告書自体の公開を求めていた。

 民主党が多数を握る下院の各委員長は十七日、バー氏の記者会見を「報告書提出前に世論を形成する狙いがある」として中止を要求。ナドラー下院司法委員長(民主党)は報告書の全面公開を要求する強制力のある召喚状を出すことを検討中とされ、法廷闘争に発展する可能性もある。

 

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