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【国際】

正恩氏、24日にも初訪ロ プーチン大統領と会談へ

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 【モスクワ=栗田晃】ロシア大統領府は十八日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が四月後半に初めてロシアを訪問し、プーチン大統領と会談すると発表した。日時や場所は公表しなかったが、大統領府関係者は「極東ウラジオストクで準備している」と言及。プーチン氏が二十六〜二十七日に中国・北京での国際会議に出席する前の二十四日にもウラジオストクで正恩氏と会談するとみられる。

 北朝鮮最高指導者のロシア訪問は、故金正日(キムジョンイル)総書記が二〇一一年八月、東シベリアのウランウデで、メドベージェフ大統領(当時)と首脳会談を行って以来約八年ぶり。

 正恩氏にとっては、二月末にベトナムで行ったトランプ米大統領との二度目の首脳会談が決裂して以来、初の外国訪問となる。今月の最高人民会議(国会)での演説では、トランプ氏との三度目の首脳会談開催の条件として、制裁緩和前に完全な核放棄を迫る米国の態度を変えるよう求めた。

 北朝鮮の非核化について、ロシアは中国とともに、制裁緩和など相応な措置を与えながら、段階的に進めるべきだと主張してきた。正恩氏は米朝協議の再開に向け、プーチン氏の後ろ盾を求めるとみられる。

 ロシアは昨年五月、ラブロフ外相が訪朝し、ロシアの要人として初めて正恩氏と会談し、訪ロを直接要請。以来、一年近く準備を進めてきた。正恩氏は特別列車でロシア入りし、首脳会談の会場は、ウラジオストク・ルースキー島にある極東連邦大が有力視されている。

 <ロ朝関係>ロシアは旧ソ連時代、同じ社会主義国として北朝鮮と友好関係を維持。ソ連崩壊後は北朝鮮と2000年2月に友好善隣協力条約に調印、同年7月にプーチン大統領が初訪朝し金正日総書記と会談した。金正恩体制発足後は関係が停滞しているが、近年の経済制裁の中でも北朝鮮ではロシア産の石油製品が大量流通。ロシア極東では国連安全保障理事会の制裁決議が本国送還を定めた北朝鮮の出稼ぎ労働者が今も多く働く。 (共同)

 

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