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【国際】

北アイルランド、記者死亡 英銃乱射 当局「新IRAのテロか」

 【ロンドン=沢田千秋】英領北アイルランドで十八日、反体制派の暴動中に銃が乱射され、取材中の女性ジャーナリストが死亡した。現地の警察当局は、反体制派組織として知られたアイルランド共和軍(IRA)を挙げ、「事件は新IRAによるテロの可能性が高い」として捜査を始めた。

 英メディアによると、アイルランド共和国との国境の町ロンドンデリーで十八日午後十一時ごろ、英国統治に反対する暴動が発生。火炎瓶が投げ込まれて警察車両が炎上中、複数の銃撃があり、ジャーナリスト、ライラ・マッキーさん(29)が撃たれ、搬送先の病院で死亡した。暴動は、反体制派による一九一六年の「復活祭の決起」を記念して行われていた。

 英国の出版社によると、マッキーさんは北アイルランド出身で、紛争関連の取材で著作があり、二〇一六年、米誌フォーブズの「メディア界注目の三十歳未満の三十人」に選ばれた。

 IRAは、英国各地でテロ事件を起こしたカトリック系の武装組織。約三十年間の紛争で三千人以上が犠牲となり、九八年の和平合意後、武装解除した。

 事件を受け、IRAの政治組織シン・フェイン党幹部は英メディアに「記者だけでなく、地域社会や私たちの和平プロセスへの攻撃であり、全面的に非難する」とコメントした。

 北アイルランドの国境管理問題を巡っては、英国の欧州連合(EU)離脱後に紛争の再燃が懸念されるとして、対策がまとまらず離脱延期の要因となった。

 

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